文字サイズ
自治体の皆さまへ

歩いて発見。津の魅力 歴史散歩〔207〕

11/23

三重県津市

■芸濃町林の普門寺(ふもんじ)
津市の北西部、芸濃町林の集落を伊勢別街道に沿って西から東に進むと、旧明(あきら)村役場庁舎(国登録有形文化財)のある交差点に差しかかります。伊勢別街道はここを南へ折れていますが、まっすぐ東に向かう道は、鈴鹿市の白子に通じています。
この道を200mほど東に進むと普門寺に達します。明治28(1895)年に行われた調査によると、普門寺は平安時代初期に建立され、当初は現在よりも東方に伽藍(がらん)(寺院)があったものの、戦国時代の放火により全焼し、5体の仏像以外は全て灰燼(かいじん)に帰したと伝えられています。
現在の位置に伽藍が整備されたのは、江戸時代になってからのことで、山門、中門、本堂が一直線に並び、本堂正面には宝暦9(1759)年の銘が刻まれた石灯籠が1基配置されています。
本堂の屋根裏には、棟札(むなふだ)(幅18cm、長さ145cm)が釘付けされた状態で発見されており、享保7(1722)年9月に上棟されたことなどが記されています。境内の東側には鐘楼があり、釣り鐘には宝暦5(1755)年の銘が刻まれています。
境内の西側には、現在の多気町相可の豪商大和屋西村氏の寄進と伝えられる宝篋印塔(ほうきょういんとう)や五輪塔(石で作られた仏塔の一種)が、前後2列に10基並べられています。いずれも大型で堂々とした姿をしており、大和屋の財力がうかがえます。
紅葉の季節となりました。晩秋の一日に、かつて参宮道者でにぎわった伊勢別街道と合わせて、江戸時代に復興された伽藍を訪ねてみてはいかがでしょうか。
※画像など詳しくは本紙をご覧ください。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU