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自治体の皆さまへ

(広報津折り込み紙)水道だより 私たちの暮らしの中の水道 vol.22

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三重県津市

身近にある水道について知っていただくために、水道事業の現状や課題、経営状況をシリーズでお伝えしています。今回は水道事業会計の令和4年度の決算状況を見ていきます。

■令和4年度決算を見てみよう!
▽収益的収支

収益的収入 81億7,936万9,388円
収益的支出 68億8,563万4,973円
純利益 12億9,373万4,415円
※税抜き

▽資本的収支

資本的収入 19億1,874万1,047円
資本的支出 42億9,021万202円
収支差引 △23億7,146万9,155円
※税抜き、△はマイナスを表す

・収益的収支
その年度の水道水の供給に必要な支出と収入
・資本的収支
将来にわたり水道水を安定的に届け続けるために必要な施設の更新などに係る支出と、それを行うための財源となる収入

▽業務量の概要(令和5年3月31日時点)
給水人口 27万94人
給水戸数 13万6,659戸
年間総配水量 3,940万6,388立方メートル
1日平均配水量 10万7,963立方メートル
1日最大配水量 11万6,886立方メートル

Aさん:令和4年度決算が出たんだね。令和4年4月1日に料金改定したけど、経営は改善されたの?
Bさん:令和3年度と比較して純利益が約12.3億円増えたよ。
Aさん:かなり増えたね。純利益が多すぎるんじゃない?
Bさん:そんなことはないよ。下の図を見てごらん。これまでの貯金を資本的収支の不足額の補填(ほてん)に使った上で令和4年度の貯金をしているから、残高はほとんど増えていないんだ。
Aさん:だから残高は0.8億円しか増えていないんだね。
Bさん:そうだよ。将来にわたって安心して利用できる水道を維持するにはお金がたくさん必要なんだよ。
Aさん:そうなんだ。ところで、令和4年度ではどんな事業が進められたの?
Bさん:主な事業の実績を解説するね。

▽貯金の動き

■令和4年度の主な事業実績(水道事業会計)
Aさん:老朽施設の更新は進んだの?
Bさん:資本的収支のグラフでは建設改良費などに約31.3億円支出されていたね。主に水道施設の更新に約6.7億円、老朽管・基幹管路の更新に約23.3億円使われているんだ。
まずは、水道施設の更新を見てみよう。

●水道施設の更新 約6.7億円
◇主な工事(工期)
・片田浄水場電気計装設備等の更新工事(令和2~4年度)
・三雲浄水場急速ろ過設備排水ゲート・場内機械設備等の更新工事(令和4年度)
・高茶屋浄水場3号・4号配水ポンプの更新工事(令和4年度)
Aさん:かなり長い年月使われていたんだね!老朽管も更新されたの?
Bさん:主に次のような更新工事を進めているよ。
Aさん:老朽管が更新されると漏水の防止だけでなく、耐震化にもつながるね!

●老朽管・基幹管路の更新 約23.3億円
◇主な配水管布設工事(工期)
・戸木町地内(令和3~5年度)
・殿村・野田地内(令和4・5年度)
・森町地内(令和4年度)

■冬季の水道管・蛇口の凍結にご注意を!
気温がマイナス4度を下回ると水道管や蛇口が凍結・破裂することがあるため、気象情報を小まめに確認してください。日陰で風当たりが強く水道管がむき出しになっている箇所は、凍結予防をおすすめします。
ご自身で予防することが難しい場合は、津市水道指定給水装置工事事業者へご相談ください。予防にかかる費用は自己負担ですが、破損後の修理よりも予防措置の方が一般的に安価です。


※津市水道指定給水装置工事事業者一覧の二次元コードは本紙参照

問い合わせ:水道工務課
【電話】237-5814【FAX】237-1210

令和5年12月1日発行

問合せ:上下水道管理課
【電話】237-5811【FAX】237-5819

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