《ヨガを通じ感じてほしい 心身の調和、人との調和》
ヨガインストラクター
高橋 裕美子(Yumiko Takahashi)(57)
◇美杉で出会えた自分らしい暮らし
高橋さんはかつて横浜市で、ヨガ教室を主宰していた。ヨガは心と体の調和を主な目的とするもの。深く学んでいくうちに、都会を離れ、自然と調和した暮らしをしたいと思うようになった。映画がきっかけで好きになった美杉地域。この地の季節の移ろいを見たいと、夫婦で何度も足を運んだ。そして平成30年、移住が実現した。
「近所の人に引っ越しのあいさつをした時、ヨガ教室を始めることを話しました。あっという間に口コミで広がり、多くの生徒さんが集まってくれました」。強いつながりのあるコミュニティが存在していることを感じる出来事だった。
以来6年、ひとめぼれした古民家で暮らし、屋根裏部屋を改装したスタジオや公民館などでヨガを教えている。
「たくさんの人にヨガを体験してもらい、いつまでも健康で、もっと自分らしくいられるように力になりたい。教室が人との交流を深める場にもなれたら嬉しい」と思いを語る。
自身の移住経験を生かし、津市田舎暮らしアドバイザーとしても活動する。週末は道の駅美杉で移住者の相談に乗ったり、移住者同士の交流会を開催したりもしている。ヨガを通じ、人や自然と調和しながら、自分らしく生きる姿が津市にあった。
・農作業をしている時間が幸せ
・愛犬の名前はメンマとチャーシュー
PROFILE
1967年生まれ、神奈川県出身。美杉地域に興味を持ったきっかけは同地域を舞台にした映画「WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~」。津市やふるさと回帰支援センターに相談して移住。畑ではヤーコンやレンコンなどを栽培。
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