くまのペンリレー

13／26

■私の思う神秘的な熊野市
畑中　和子(木本町)
209人目のペンリレー

木本町在住の畑中和子です。4年前に木本町に引っ越してきました。
木本町は駅の周辺に、役所、金融機関、スーパーなど生活に必要な施設があり、静かで治安も良く、とても住みやすい町だと思います。
そして何より晴れた日の真っ青な海の美しさは、例えがたい贅沢な自然からの贈りもの。日常生活でのモヤモヤする思いも、広い海を眺めていると気持ちも晴れ晴れして、いつの間にかストレスも波と一緒に大海原に吸い込まれていくようです。
私は子供の頃から時代劇が好きで、遠山の金さんや、水戸黄門などを楽しみに見ている変わった子供でした。そんなところから歴史に興味をもち、たくさん本を読みました。今のようにインターネットがありませんでしたから、もっぱら本で知識欲を満たしていたように思います。
特に平安時代、江戸時代に興味があるほか、神社仏閣、土着信仰などが大好きです。
私は建物内外の物にコーティングをしたり、遺品・空き家整理をする会社をしているのですが、数年前に愛好家が作る映画の脚本を二本書かせていただいたことがあります。
一本は平安時代の物語、二本目は熊野比丘尼をテーマに兄妹の絆を書いたのですが、その折に一番印象深かったのが、熊野比丘尼を知らない人がとても多かったということでした。
はるばる熊野を目指して詣でた皇族たち。熊野信仰を広めた比丘尼たち。そんな歴史のある熊野古道と最古の神社と言われる花の窟神社がある熊野。神御座す神秘の地が愛され続けてほしいと思います。

次は新鹿町の西野陽子さんです。