■「人権問題に関する三重県民意識調査」(R4実施)結果から考える
そっとしておけば差別はなくなる?
▽調査結果によると
「そっとしておけば部落差別は自然になくなっていくので、人権教育や人権啓発はしない方がよい」という質問に「そう思う」または「どちらかといえばそう思う」と回答した割合
東紀州地域は、依然として県全体より高い状況ですが、前回調査から約10%改善しており、部落差別を放っておいてはいけないという人が増えてきています。
▽「差別をしない・させない・ゆるさない」
そっとしておけば、部落差別は自然になくなっていくのでしょうか。
いまでも、差別的な表現はあふれています。特にインターネット上では人権を無視した書き込みが散見されるなか、「そっとしておく」ことは不可能です。差別解消にはつながりません。
今回の調査では、人権にかかわる講演会や研修会への参加率も少し上がっています。差別をなくすためには、皆さんが正しく人権を知ることが大切です。人権教育・人権啓発を通じて、一人ひとりが関心を持ち、理解を深めることで「差別をしない・させない・ゆるさない」紀南地域、三重県をともにつくっていきましょう。
問合せ:三重県・熊野市・御浜町・紀宝町・紀南地区人権啓発推進協議会担当市民保険課生活安全相談係
【電話】市役所内線133
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