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自治体の皆さまへ

新年のごあいさつ(1)

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三重県熊野市

■熊野市長 河上敢二

新年あけましておめでとうございます。
市民の皆さんには、清々しい新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。日頃の市政に対する深いご理解と温かいご協力に厚く御礼を申し上げます。
長く続いたコロナ禍が収束し、イベントや行事が再開されるなど、様々な分野で感染拡大前の日常に戻る動きが見られるようになりました。
一方で、一昨年から続く物価上昇は、市民生活や事業活動に大きな影響を及ぼしています。
また、コロナ禍に出生数は大きく減少し、少子化が進みました。高齢化、人口減少も続いています。
今年は、こうした市の社会・経済や暮らしの実情を十分に踏まえ、市として必要な対応策を力強く推進し、市民の皆さん、事業者の方々とともに市の再活性を図る重要な年になります。
熊野の未来を担う若者たちが熊野で住み続けられるよう、産業振興においては、基幹産業である農林漁業、観光業を始め、商工業等の振興や熊野アグリパーク構想、DX、GXの推進など、働く場の創出にこれまで以上に取り組んでまいります。
今年は熊野古道が世界遺産に登録されて20周年を迎える記念の年となります。市民の皆さん、事業者の方々を始め、広域的にも連携・協力し、創意工夫した様々なイベントや情報発信等を行い、一過性で終わらない集客増を図ります。
熊野で子どもを産み育てるという希望がかなえられるよう、全国的にもトップクラスの手厚い子育て支援を継続・拡充していきます。
高齢者の皆さんが、地域でいつまでも安心して健康に暮らせるよう、見守りや認知症予防、生きがいづくりなどに引き続き取り組むとともに、若い世代からの予防に重点を置いた健康づくりを推進します。
市民の皆さんの安全・安心の確保のため、災害への備えをしっかりと行うとともに、引き続き「命の道」である熊野道路の整備促進を図ります。
市の活力を取り戻すべく、市を取り巻く様々な課題に対して、柔軟にリスクを恐れずに、積極果敢かつ着実に対応してまいります。
市民の皆さんに「熊野で暮らして本当に良かった」と心から実感していただける、「活力と潤いのあるまち・熊野」の実現に誠心誠意尽くしてまいりますので、より一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。
むすびに、本年が市民の皆さんお一人おひとりにとって、幸多き年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。

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