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自治体の皆さまへ

新年のごあいさつ(2)

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三重県熊野市

■熊野市議会議長 久保智

市民の皆様、明けましておめでとうございます。お健やかに、よき新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
さて、昨年は新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類感染症に変更となり、祭りやイベントが通常通り開催されるなど以前の生活が徐々に戻りつつあります。
しかしながら、ヨーロッパや中東における紛争は、世界経済に大きな影を落とし、併せて円安の進行もあいまって、物価の高騰は市民生活や経済活動に大きな影響を与えています。また、本市における深刻な問題である人口減少問題は、このコロナ禍の中でより深刻さを増しており、昨年の新生児出生数は過去類を見ないほど減少しています。
このような現実の中、行政に求められる課題は多く、産業振興策、人口減少対策、併せて地震や大災害を見据えた防災減災対策等、課題が山積するところとなっています。これに対し、本市では大規模な施設整備による経済の活性化と、就労の確保を図ることでこれに対応しようとするなど、多くの施策を展開しているところです。
一方で、市民生活においてまず大切なことは、住んでよかった、住み続けたいと感じられることではないでしょうか。
市民の皆様が健康で、かつ社会的にも満たされた状態におかれることは、地域の活性化には欠かせないことであり、行政はそのための施策の充実を果たすことも大切なことであると考えます。
また、その「幸せなまちづくり」が、地元出身者や移住者の方々の定住を促すことにもつながるのではないかとも考えます。
熊野市には他の地域にはない歴史や自然、そして食など多くの資源があり、これをどう活かしていくかが問われています。
それには、市民の皆様の声やアイデアがより強く反映されることが必要であり、市民参加の力が、本市にとってよりよい未来づくりのキーワードであることは間違いありません。
市議会と致しましては、市民の皆様との対話を通じて、皆様の声を市政に反映させる施策提言を行うとともに、市政に対する監視機能の強化をしっかりと果たしてまいります。
また、議会活動の見える化や、多様化する情報社会に対応するため、情報発信や広聴を充実させるとともに、更なる議会活性化に努め、市民の皆様が幸せに暮らせるまちづくりに取り組んでまいりますので、より多くの声を市議会におよせいただければ幸いです。
結びに、新年がよりよい一年になりますように、皆様のご健勝、ご多幸を心よりご祈念申し上げまして、新年のごあいさつといたします。

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