災害時は、断水や排水管の損傷などにより水洗トイレが使えなくなることがあります。しかし、私たちは排せつを我慢することはできません。東日本大震災では発災から3時間以内に3割の人がトイレに行きたくなったという報告があります。トイレを我慢するとエコノミークラス症候群や膀胱炎、脳梗塞などの病気を引き起こすなど、重大な健康障害につながることもあり、災害時のトイレ対策は重要です。
災害発生前にできるトイレ対策として、雨水タンクなどで貯め置きした水を使って流す方法がありますが、地震の揺れで排水管が損傷した場合は使用できないほか、長期停電した場合は浄化槽が正常に動作しないことがあります。断水時や長期停電時にも使用できる簡易トイレ(汚物袋と凝固剤がセットになったもの)を準備しておくことをおすすめします。
■簡易トイレはいくつ必要?
1日7回トイレに行くとすると、1週間1人分で約50個の簡易トイレが必要です。
問合せ:防災対策推進課防災対策推進係
【電話】市役所内線336
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