くまのペンリレー

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■ふるさとへ戻って
水野ゆう子(新鹿町)
228人目のペンリレー

新鹿町に住んでいる水野ゆう子です。木本高校卒業後は、県外で生活してきました。四年余り前に、主人と一緒に、生まれ故郷にUターンしました。
主人は、名古屋生まれの名古屋育ちで、田舎暮らしの経験はなかったのですが、釣りが好きで、仕事を辞めたら早く熊野へ来たいと言っていました。一緒に戻ってくれて本当に良かったと思っています。
ふるさとへ戻ってからは、父が残してくれた庭の手入れや畑での野菜作り等を楽しんでいます。都会で働いていた頃には時間がなくて描けなかった絵も再開しました。ご近所さんの紹介で良い絵の先生にも出会い、絵の仲間もできました。熊野古道センターの水彩画教室にも参加させて頂いています。
熊野は、どこに行っても絵になる美しい自然に恵まれています。庭や野山の花々、海でとれる魚も絵の題材になります。
新鹿へ戻って三年目に、有志五人で「マップによる新鹿町活性化委員会」を立上げ、A3カラー版の「あたしかマップ」を作成しました。お店の紹介もたくさん盛込み、絵地図作家の方の絵やイラストが美しい作品に出来上がりました。観光資源が豊かな新鹿のPRに一役買ってくれています。
東紀州地域全体の課題として、少子高齢化、人口減少など、すぐには解決できない問題がいっぱいです。少しずつ、少しずつ、諦めずに、皆で協力して、出来ることから取り組んで参りましょう。
お陰様で古希も過ぎましたが、これからは、自分の趣味も楽しみながら、ふるさとの活性化に力を尽くしていきたいと考えています。

次は新鹿町の萩原里美さんです。