■熊野でよかった
山高公誌(木本町)
218人目のペンリレー
私は熊野市で生まれ育ちました。20代前半頃は、熊野市には、自分がやりたい仕事もないし、楽しめるようなところもなく、正直東京や名古屋のような都心へ出ていこうと思っていました。
しかし、実際東京へ仕事を探しに出ましたが、人の多さと常に忙しくしている街の雰囲気が私に合わなく、結局熊野に定住するかたちになりました。
20代は、特に自分が何をしたいかもわからず、とりあえずという形で、8年間コンビニでバイトしていました。
30代目前の頃、自分が今後どうしたいか?どうなっていきたいか?悩んでいた時に、ある方と出会い、その方とのご縁で、ある集いの場に参加したことが、自分の今後の人生を変えるキッカケになりました。
その後、地元の方とご縁で空き家をお借りすることができ、熊野市で古民家ゲストハウスを始めることになりました。
ゲストハウスを始めたことで、いろんな国籍の方々と出会い、その方々から熊野の素晴らしさを教わることになりました。
今まで日常として自然が身近にあったので、それが素晴らしいことだなんて気がつきもしませんでした。
豊かな自然やゆっくりした時間の流れ、歴史的価値の高い世界遺産などの魅力、フレンドリーな地域の方がいて、この地でよかったなと思いました。
私は、この熊野で今日も1日よかったなぁ。と思える人生を送り、これから出会っていく人たちに“ペイフォワード”していきたいと思っています。
次は有馬町の東豊さんです。
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