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6月4日~10日は、歯と口の健康週間 むし歯予防のポイント~熊野保健所 石濵歯科医師~

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三重県熊野市

歯の2大疾患は「むし歯」と「歯周病」です。今回は特にむし歯の予防に注目してみましょう。
むし歯になると、しみる、痛む、穴があく、食べにくいなど生活にさまざまな困りごとがでてきますが、さらにむし歯を放置しているとむし歯菌が血液に入り、全身に回って心臓の弁の動きを悪くしたり、脳卒中や狭心症・心筋梗塞などを引き起こす動脈硬化の発生に関係しているといわれています。このようにならないためにも、「なったら治療する」よりも「ならないように予防する」ことが重要になってきています。

■3つの組合せで、むし歯を予防しましょう
▽むし歯予防の3つの組合せ
(1)歯磨き
・デンタルフロス(糸ようじ)、歯間ブラシを併用。
・フッ化物配合歯磨き剤は本紙図のような量で、歯ブラシで口の中全体に行き渡らせるように磨き、うがいは少量の水で1回。
※歯磨き剤の味がなくなってしまうほどうがいをすると、せっかく含まれるフッ化物も流れてしまい、歯磨き剤を使った意味が減ってしまいます。
(2)食生活
むし歯菌は砂糖が大好きで、多くの食べ物や飲み物でも増え、作り出す酸で歯を溶かしてむし歯になります。食べるタイミングや食べた後の歯磨きも大事です。
(3)フッ化物
唾液の働きによって、溶けた歯の成分がもとに戻ることを「再石灰化」といいます。唾液にフッ化物が加わると、再石灰化が早くなり、歯の表面がより酸に対して強い構造になります。さらに、むし歯菌の活動を抑える働きも持っています。
フッ化物利用には、(1)フッ化物洗口(ブクブクうがい)、(2)フッ化物配合歯磨き剤、(3)フッ化物歯面塗布の方法があります。歯の生え変わりの時期にフッ化物を利用するのが最も予防効果が高いです。

問合せ:健康・長寿課保健予防第1係
【電話】89-3113

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