熊野アグリパーク(施設名称:くまのほんわりファーム)は、金山町に、農業振興をはじめ、市内産業を多角的にリードできる交流拠点を整備するものです。
この熊野アグリパークの整備によって、高速道路の延伸により紀伊半島に訪れる観光客のせき止め効果を図り、市内全体の宿泊や販売促進につなげることを目指しています。
■今後のスケジュール
熊野アグリパークの整備については、現在基本設計を策定しています。
工事に関しては、令和11年度の施設オープンを目指し、令和8年度から造成工事、令和9年度から建設工事を開始する予定です。
■施設の概要
熊野アグリパークは、大きく、無料エリア、有料エリア、宿泊エリアの3つのエリアに区分けされます。
無料エリアには、農産物の直売所であるファーマーズマーケットや、雨の日や暑い日でものびのびと遊ぶことができる子ども向け屋内遊具施設を建設するなど、賑わいをもたらす場を想定しています。
また、有料エリアには、レストランのほか、コーヒー工房やチョコレート工房、菓子店などこだわりを持った商品を販売する専門店を建設するとともに、ポニーの乗馬体験やヤギなどの動物とのふれあい体験、各種体験教室・体験農場など子どもや家族が楽しみながら学べるエリアにしていきます。
宿泊エリアは、プライベート空間が確保された1室1棟型の宿泊施設の建設を予定しています。
ちいさいお子さんがいるご家族でも周囲に気兼ねすることなく、くつろげる空間にしていきたいと思っています。
■施設のコンセプト
熊野アグリパークは、﹁地域活性化に向けたものづくりと体験・学びの提供﹂をその役割としています。
また、生産・加工・販売など、ものづくりを通じて農業などの6次産業化を推進します。
また、熊野アグリパークの建設予定地である金山町は、津波被害の危険性が低い場所です。
熊野アグリパークの施設の機能として、宿泊施設や多数の施設があることから、大規模災害時には、被災者の受入拠点としての機能を発揮します。
■施設の運営について
熊野アグリパークの運営については、熊野市役所も出資する形で新たに会社を設立する予定です。
民間会社のノウハウを活かしながら経営を進めていくものとします。
問合せ:農林水産課アグリパーク推進室
【電話】市役所内線421
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