先月、国立社会保障・人口問題研究所から、日本の将来推計人口が公表されました。50年後、日本の人口は現在の7割程度の8、700万人まで減少するとの見込みです。玉城町も年間70人程度の減少の傾向にあります。各地でも、小中学校の統廃合が進み、地域の存続が大きな課題となっているのが現状です。また、少子高齢化と新型コロナウイルス感染症によって、地域のつながりの希薄化が問題となっています。自治区のみなさんが主体となった地域活性化のための活動に加えて、玉城町の特性でもある学習環境の整った4小学校を存続していくために、地域のつながりを大切にするまちづくりを一層前進させねばなりません。
各校区で開催中の「避難所運営ワークショップ」をはじめ、4月16日には有田地区有志のみなさんによって、「有田村アカデミー」が開催されました。初回はぎゅーとらの清水秀隆社長の講演や、トライくんたちのダンスショーなどを披露していただきました。中でも清水社長が経営理念とされている食と人を大切にするお話に感銘を受けました。5月5日のこどもの日には、役場若手職員が手掛ける「まち歩き謎解きゲーム」に約2、000名が参加(JR東海主催さわやかウォーキングと共催)され、まちの魅力を再発見していただきました。
少子化をはじめ、地域やまちの課題解決にむけて、地域のみなさん同士のつながりや顔見知りの関係を増やしていく活動が確実に動き出していることを大変心強く感じています。今後も一層のご協力をお願いします。
5月12日町長室にて 辻村修一
※「辻村」の「辻」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
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