町長コラム

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■昼田水害伝承碑、百間バネ~三重県立松阪高等学校全国総文祭で優良賞~
記録に残る町最大の災害は138年前(明治18年7月1日)宮川堤防が決壊し8戸20棟の建物が流失、19名の方が犠牲になった豪雨災害です。この災害を昼田地区の方々が後世に伝えるため祀っておられる伝承碑、二度と被害にあわないために苦労して築いた百間(ひゃっけん)バネ(※1)を多くの方がご存じでありません。
8月1日岐阜県関ケ原町で開催された全国総文祭(※2)で三重県立松阪高等学校郷土研究・地理部のみなさんが昼田地区に残る水害の伝承碑、百間バネを紹介し優良賞を受賞しました。顧問の奥野誠人先生、松阪高等学校郷土研究・地理部のみなさんに心からお祝いと感謝を申し上げます。国土地理院未登録の水害伝承碑登録申請と百間バネの保存と伝承についての発表は素晴らしい内容でありました。この提案実現に向けて準備して参ります。また松阪高等学校の生徒のみなさんには近く町内小学生にお話しをいただくことにしています。
8月8日宮崎県で発生した震度6弱の地震は南海トラフ巨大地震想定震源域内で巨大地震注意が初めて出されました。既にまわりの備えを進めておられますが、改めて今後も災害情報を確認し冷静な行動をとっていただくこと、備えを再確認いただきたいと思います。
(※1)約181・8m、高さ約5mの昼田地区の宮川堤体内に手積みで築かれた水を「跳ね」のけるための石積みの築堤
(※2)第48回全国高等学校総合文化祭清流の国ぎふ総文2024

8月13日町長室にて　辻村修一
※「辻村」の「辻」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。