年始早々の三重県町村会に一見勝之三重県知事が出席され、二点について県施策の説明がありました。地震で孤立地域対策の推進と、公共ライドシェア~交通空白地の解消でありました。
この二点、三重県内各市町の実情は異なりますが、いずれも重要な事項です。玉城町の防災対策は8年前の大水害から復旧工事に取組んでいます。外城田川の補強、浚渫をはじめ町内流域ごとの治水対策として、町上流部の原3池(新池、ヒジヤ池、叺池)を第1群として堤体大規模改修、相合川の浚渫工事に順次着手している現状です。さらに、4小学校区ごとの避難所の自主運営訓練を重ねていただき自治区ごとに自主防災組織が増えつつあります。大切な共助の意識が高まっています。
次の公共ライドシェアは各市町で様々な方策が模索されていますが、玉城町が平成21年から東京大学大学院と連携して進めている『元気バス』は見守り、健康づくり、介護予防、人とのふれあいなどで様々な効果が生まれています。この度、国がこの成果に着目し超高齢化・長寿社会の課題解決策立案の参考としたい旨依頼がありました。この国の政策推進のための調査にご協力頂きました町内の皆様に感謝申し上げます。
町制70年を迎えました。引き続き住みよさの特性を活かし、人を大切にし、発展していくための政策を進めてまいります。一層のご支援をお願いします。
1月16日町長室にて 辻村修一
※「辻村」の「辻」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
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