ペンリレーNo.210

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■自然あふれるこの町で
渡辺　巧さん(井田)

私はもともと、お隣の新宮市で生まれ育ちました。新宮市で保育士の仕事をしながら、結婚を機に、7年前に鵜殿に引っ越し、その後、井田に自宅を建てました。
うれしいことに3人の子どもたちに恵まれ、毎日とてもにぎやかですが、楽しく過ごしています。
紀宝町には、特に知り合いがいたわけではありませんが、とても温かい地域性に恵まれ、ここに来れてよかったなとつくづく思います。今ではお隣さんに畑で採れた野菜を分けてもらったり、自宅の隣にはペンリレーのバトンを受け取った南さんご夫婦もお家を建てられたり、ご近所の方々とも仲よくさせていただいています。
また、地域性だけでなく、子育て支援やさまざまな制度が充実しているところも、とても魅力的だと思いました。まだまだ知らないこともたくさんありますが、さまざまなイベントやお祭り、伝統を守っているところも素敵だなと思います。
そしてなにより、この豊かな自然に囲まれた場所が好きで、とても落ち着きます。
私は趣味で作曲や、作った曲を提供したりすることがありますが、インスピレーションを得るために、ふとしたときに風景や自然物の写真を撮ったり、最近は行けていませんが、滝を巡ったりしたこともあります。いつでも近くに海や山、川、四季折々の草花、そしていにしえの造形物や建造物などもたくさん見ることができるので、またゆっくりと散歩したり、いろいろな場所を探検してみたいなと思います。
子どもたちも自然に関心が向き、色々な花を指さしたり、「海がきれいだね」なんてふとこぼすこともあります。豊かな自然の中で、心も豊かに育ってほしいと思います。
コロナ禍は落ち着いたとはいえ、まだまだ油断はできませんが、これからもこの自然豊かな紀宝町での生活をのびのびと満喫できればなと思っています。

◇PROFILE
わたなべ　たくみさん
結婚を機に紀宝町に住み始めた渡辺さん。「子どもたちと豊かな自然の中での生活を満喫し、心豊かに育ってほしいです」と話していました。

◎9月号は鵜殿の片野(かたの)友美(ともみ)さんです。渡辺さんからは、「くーちゃん!またみんなで集まってワイワイしましょう♪」