地域おこし協力隊活動日誌vol.90

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令和5年4月号の広報きほうで樹の移植についてご紹介した「みえ紀南1号」ですが、順調に成長し、今年はみかんを収穫することができました。
移植1年目は樹を大きく育てる事が目的でした。春から夏にかけて出てくる芽を芽かきや摘心を行った事で、強い太い芽ができ、枝や葉の茂っている部分の容積を増やすことができました。秋芽からは、樹を大きくするだけでなく、翌年花が付きやすくなるような弱い細い芽を作ろうと考えていたので、芽かき摘心は行わないようにしました。
移植2年目の今年は、春芽に花がたくさん咲くと思っていましたが、芽が強すぎたのか、花はあまり付かなかったので、実の数は少なくなりました。しかし、7月中旬から8月下旬にかけて1か月以上降雨がなかった影響で、樹に水分が少なくなることで、ストレスがかかり、結果的に、おいしいみかんができました。
また、今年はみかんの着果数が少なかったので来年は多くなることが予測されます。
次に訪れる春に備えて、予備枝作りを行い、花芽を抑制することで、これからも毎年安定して収穫できるよう取り組んでいきたいと思います。