■プロペラ船と熊野大橋(成川地区)
今回は、昭和10年前後に撮影されたプロペラ船と熊野大橋の写真をご紹介します。
プロペラ船は大正9年10月に新宮川原上空で行われた曲芸飛行機にヒントを得て開発されました。プロペラ船は船尾にプロペラを付けて進む船で、水深が浅くて船の喫水が制限されるところでも進むことができることから、熊野川筋への運航に利用されていました。
写真(本紙参照)を見ると、船尾のエンジン部分が、大人の身長と同じくらいの大きさがあるように見えます。船が運航しているときは、エンジンやプロペラの風を切った音がものすごく大きく聞こえていたようで、騒音や振動が激しいと苦情が出ていたほどだったとか。
この後、昭和40年代初期に騒音・振動が改善されたウォータージェット船が主流となり、プロペラ船の運航が減少していきました。
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