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自治体の皆さまへ

所信表明 2024ーKiho Townー(3)

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三重県紀宝町

◇地方創生
地方創生につきましては、人口減少に歯止めをかけ、将来に向けたまちづくり計画の長期展望と方向性を示すため、令和4年4月に策定いたしました「第2期紀宝町まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づきまして、子育て、移住定住、商工観光などの様々な取り組みを進めているところであります。
今後におきましても、国の「デジタル田園都市国家構想総合戦略」に基づき、本町の総合戦略を改定していく中で状況に応じたデジタルの活用を視野に入れ、魅力あるまちづくりを進め、人口減少対策をはじめとした各種施策を展開してまいります。
国が認定した地方公共団体における地方創生の取り組みに対し、企業が寄付等を行った場合に、法人関係税が控除される制度である「企業版ふるさと納税」の受け入れを開始しており、これまでに1件の物納によるご寄付をいただいております。
今後につきましても、町の事業に対し、多くの企業のみなさまにご賛同いただけるよう、積極的な情報発信に努めてまいります。

◇物価高騰
物価高騰対策につきましては、国の交付金を活用し、町民のみなさまをはじめ、医療機関、福祉施設、事業者のみなさまに対し、種々の支援策を講じてまいりました。
令和5年度におきまして、プレミアム商品券販売事業をはじめ、商品券給付事業、各地区や医療施設、社会福祉施設等の事業者に対する支援を実施しております。
また、国による低所得世帯支援および定額減税補足給付金事業につきましては、給付にかかる準備等が整い次第、速やかに実施してまいります。
今後も物価高騰の影響が懸念される中、国の動向も注視しながら、町民のみなさま、事業者のみなさまの支援につきましては、速やかに実施してまいりたいと考えております。

◇移住・定住
移住・定住対策につきましては、人口減少対策や地域活性化に繋げるため、近年は都市部における移住相談会への参加やオンライン移住セミナー、出逢い交流イベントの開催、各種支援制度の整備など様々な施策を講じております。
従来から取り組んでまいりました「移住新生活支援」、「結婚新生活支援」などに加え、新たに地域おこし協力隊2名を委嘱し、町内全域の空き家調査を行い、空き家バンクの登録物件の充実を図りましたほか、卒業後地元企業に就職した場合などに住民税相当額、年間5万円を上限として5年にわたり支援する「活力あふれる若者定住応援事業」、結婚新生活支援に該当しない新婚世帯へ祝い金3万円を支給する「ハッピーマリッジ祝い金事業」を新たに取り組んでまいりました。
令和4年度には、49世帯80人が各種支援制度を活用し移住していただいており、令和5年4月から本年1月末時点で本町に移住された方は、37世帯64人であります。
今後につきましても、さらなる支援制度の拡充、移住希望者へのサポート体制の強化のほか、尾鷲市、熊野市、御浜町と連携した広域での移住体験ツアーの開催や、町内の空き家所有者を対象とした空き家活用セミナーを実施するなど、各課の横断的な連携のもと、町が実施する住まいや仕事、結婚、妊娠、子育て等、切れ目のない支援の情報や町の魅力を発信し、移住を考えられておられる方が本町に興味を持っていただき、「行ってみたい」・「暮らしてみたい」と思っていただける施策の充実に努めてまいります。

◇一般国道42号「新宮紀宝道路」
本年秋に一般国道42号「新宮紀宝道路」が開通を迎えるにあたり、地域の魅力や念願であった道路の完成について情報発信することを目的に、本町と新宮市、並びに関係団体で構成する新宮紀宝道路開通記念イベント実行委員会により、各種イベントの展開を行ってまいります。
イベントの内容につきましては、橋上での2県交流綱引きや広域物産展、ウォーキングイベントなどが提案されているところでありますが、内容等が決定され次第、地域住民のみなさまにお知らせし、参加者を募ってまいりたいと考えております。
より多くのみなさまにご参加いただき、地域全体で新宮紀宝道路の完成を祝い、地域活性化につながる取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、みなさまのご参加、ご協力をよろしくお願いいたします。

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