所信表明 2024ーKiho Townー(5)

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◇廃棄物対策
廃棄物対策につきましては、町民のみなさまのご協力のもと、ごみの減量化および資源化に取り組んでいるところであります。
令和4年7月に導入いたしました、スマートフォンを活用したごみ分別アプリにつきましても、本年1月末現在で1,083名のみなさまにご利用いただいているところであり、引き続き登録者の拡大、利用推進に努めてまいります。また、分別説明会の開催や可燃ごみ減量化を目的とした「生ごみ処理容器購入費補助金」の積極的な活用を推進し、さらなるごみの減量化・資源化を図ってまいります。
可燃ごみの処理につきましては、東紀州環境施設組合を中心に、新たな可燃ごみ処理施設の建設に向け取り組んでいるところであります。
本年1月23日に開催されました東紀州環境施設組合議会臨時会において、施設整備および20年間の運営事業費204億500万円の債務負担が可決承認されましたことから、2月1日に施設の設計・建設・運営に係る入札公告を行ったところであります。令和6年度につきましては、9月中の事業契約の締結に向けて準備を進めてまいります。
今後も、東紀州環境施設組合を中心に関係5市町や関係機関と協議を進め、令和10年度の稼働に向け取り組んでまいります。
町営浄化槽整備推進事業につきましては、本年1月末現在、1,406基の管理を行い、生活排水の水質改善に努めているところであります。
今後も将来にわたり安定的な事業運営を行うため、経営成績や財政状況を的確に把握し、町営浄化槽の適正管理、単独浄化槽からの設置替え・配管補助制度利用の促進を図ってまいります。また、若者の定住を進めるための設置分担金の軽減補助につきましても継続して実施し、水環境の保全に取り組んでまいります。
水道事業につきましては、中長期的な経営の基本計画として策定いたしました「紀宝町水道事業経営戦略」に基づき、健全な事業運営の確保に努め、安全・安心な水道水の供給に努めてまいります。

◇重層的支援体制整備事業
重層的支援体制整備事業につきましては、参加支援事業、および生活困窮相談支援事業を実施してまいります。参加支援事業では、長期にわたりひきこもりの状態にあるなど、複雑化・複合化した支援ニーズを抱えている方などに対して、本人の困りごとを丁寧に把握し、アセスメントを行ったうえで、社会や地域とのつながりを作るための支援を行ってまいります。

◇生活困窮者支援
生活困窮相談支援事業につきましては、困窮者に対しての相談窓口の設置、個別相談を行った後の必要な対応、支援機関へのマッチングなどの支援、また、福祉事務所等との連携を通じて生活保護の前の段階で支援に繋げるなど、より丁寧な働きかけを行ってまいります。

◇人権施策
人権施策につきましては、人権を取り巻く社会状況の変化に伴うあらゆる課題などに柔軟に対応しながら、今後も紀宝町人権基本方針に沿って、町民一人ひとりの人権が尊重され、その個性や能力が発揮できる、誰ひとり取り残さない地域社会の実現に向け、取り組みを進めてまいります。

◇児童福祉施策
児童福祉施策につきましては、紀宝町子ども・子育て会議を開催し、子ども・子育てにかかる総合的な計画として「第3期紀宝町子ども・子育て支援事業計画」を策定し、計画的に子育て支援を推進してまいります。

◇保育所施策
保育所施策につきましては、例年各保育所におきまして「保育所に関する利用者アンケート調査」を実施し、保護者のみなさまからいただきました貴重なご意見等を踏まえ、「保育所保育指針」に示されております「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を中心に据えた教育・保育、および各小学校との連携を図る各種の事業を展開してまいります。
施設面では、全保育所に午睡ベッドを導入し、保育の質の向上と保護者の布団持ち込み等の負担軽減を図ってまいります。
また、少子化等の現状や保育所の課題等につきましては、保育所保護者等で組織する「紀宝町立保育所のあり方検討委員会」において、継続して協議を進めてまいります。