◇子育て相談・育児支援
子育てに関する相談支援につきましては、「紀宝町子育て世代包括支援センター」と「紀宝町子ども家庭総合支援拠点」の設立の意義や機能は維持したうえで組織を見直し、新たに「紀宝町こども家庭センター」をみらい健康課内に設置し、妊産婦、子育て世帯、子どもの成長に関する切れ目のない相談・支援を行ってまいります。
育児支援につきましては、出産祝い金では、第2子10万円、第3子20万円、第4子以降30万円を支給し、「まちの宝」の誕生をお祝いしてまいります。
また、子育て支援センターと図書館の複合施設「紀宝はぐくみの森」におきましては、子育て支援センター事業と読書活動を組み合わせるなど、さらなる育児支援の充実を図ってまいります。
ファミリーサポートセンター事業につきましても、会員の増員を図るためのサポート会員講習会を引き続き開催するなど、地域で子育てを支援できる体制のさらなる強化を図ってまいります。
放課後児童クラブ事業につきましては、保護者の就労状況等により、受け入れ児童が増加傾向にあります。委託先の町社会福祉協議会と連携し児童の受け入れ態勢の強化を図り、児童が安心して過ごすことができる様々な活動を通して、保護者の就労支援・子育て支援の充実に努めてまいります。
◇障がい者支援施策
障がい者支援施策につきましては、令和5年度に策定いたしました「紀宝町障がい者計画」に基づき、各種の事業を実施してまいります。
新規事業では、在宅の医療的ケア児およびその看護や介護を行う家族の負担軽減を図ることを目的として、訪問看護療養費の適用を超える自宅利用や訪問看護療養費の適用外とされている自宅外での訪問看護サービスを提供するなど、さらなる支援の充実を図ってまいります。
現在3市町(紀宝町、御浜町、熊野市)で運営しております、「紀南地域障がい者総合相談支援センターあしすと」を、より専門的な支援が受けられる基幹相談支援センターとして設置し、「総合的・専門的な相談支援」、「地域の相談支援体制の強化」、「地域移行・地域定着の促進」、「権利擁護・虐待防止」などの取り組みを実施してまいります。
また、地域で安心して日常生活を送ることができるよう、就業支援や地域移行支援に必要な社会資源の確保に向けて、紀南地域障がい者就業相談センター「カラーズ」との連携強化や、社会福祉法人等への働きかけなどの取り組みを行ってまいります。
◇高齢者施策
高齢者施策につきましては、令和5年度に策定いたしました「第7次紀宝町高齢者福祉計画」に基づき、各種の事業を実施してまいります。
主要な取り組みといたしましては、身寄りのない方への成年後見制度利用支援、ご自身が望む医療やケアを共有する人生会議の推進、また、生活支援体制整備事業による地域見守り体制の整備や認知症サポーター養成講座などを継続して実施し、地域で支え合う見守り体制の充実を図ってまいります。
さらに、医療と介護の連携が重要視されておりますことから、紀南病院に設置されている「在宅医療介護連携支援センターあいくる」との協働により、多職種連携事業、研修会などを実施することで、増加傾向にある在宅医療介護に対応した取り組みを図ってまいります。
今後も、高齢者が医療や介護を必要とするときに、可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最期まで続けられることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制の構築を推進してまいります。
国民健康保険、および後期高齢者医療保険における特定健診事業につきましては、加入されている方の病気の予防や早期発見を図り、医療費の適正化や医療保険制度の健全化につなげる取り組みを行ってまいります。
令和6年度におきましても、特定健診を受診した加入者を対象に、抽選で町商工会が発行する共通商品券が当たる「特定健診受診キャンペーン」を実施し、受診率の向上を図ることにより加入者のさらなる健康増進につなげてまいります。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>