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所信表明 2024ーKiho Townー(9)

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三重県紀宝町

◇基盤整備施策
町の基盤整備事業につきましては、災害に強い安全・安心で快適に暮らせる町づくりを基本目標に、社会基盤整備を進めてまいります。
令和6年度の計画といたしまして、道路改良工事では町道相野口永田線他4路線、橋梁修繕工事では平尾井地区の前浦橋他1橋、橋梁修繕設計業務では鵜殿地区の日高橋他1橋の設計業務を行う他、町内42橋の点検・健全度診断業務を実施してまいります。
排水路改良工事では、町道山平明見線他15路線、舗装工事では町道成川神内線他2路線、および町道王子谷上野線の法面工事を計画しております。
また、成川深谷地区浸水軽減対策につきましては、概略設計が完了し、現在、熊野川の河川管理者である国土交通省、県道紀宝川瀬線の道路管理者である三重県と施工協議を進めております。
令和6年度も引き続き関係機関との協議を重ね、事業の進捗を図ってまいります。
国の道路事業につきましては、一般国道42号「新宮紀宝道路」、一般国道42号「紀宝熊野道路」の整備が着実に進捗しており、「新宮紀宝道路」の令和6年秋の開通、「紀宝熊野道路」の早期工事着手に向け、引き続き、本町が加盟する各同盟会、協議会において国や県、関係機関に要望を行い、緊密な連携のもと、事業促進を図ってまいります。
河川事業につきましては、「新宮川水系(熊野川)河川整備計画」に基づき、ハード整備による浸水被害軽減対策として、引き続き、河道掘削等を実施いただいております。
今後も、熊野川・相野谷川の総合的な治水対策を継続して実施いただくとともに、相野谷川未整備護岸の早期整備、また掘削した砂利につきましては、井田海岸侵食対策に養浜材として、有効活用するなど要望してまいります。
三重県の事業につきましては、道路事業では県道小船紀宝線浅里バイパス整備をはじめ、県道紀宝川瀬線の現道拡幅工事、河川事業では、神内川の大規模改修工事、井田川改修工事等、各事業を継続して実施いただいております。
また、港湾・海岸事業では井田海岸侵食対策の調査・研究および現対策工事を実施いただくとともに、井田海岸侵食対策について要望してまいります。
今後も県、関係各位と緊密な連携のもと、事業促進を図ってまいります。

◇教育施策
教育施策につきましては、「紀宝町教育大綱」に基づき、教育、学術、および文化の振興に関する総合的な施策を推進してまいります。
小・中学校におきましては、現行学習指導要領の趣旨に沿った「対話的、協働的で、深まりのある学び」の実現に向け、外部講師を招聘し公開授業研究会を開催するなど、すべての学校が全校体制で授業改善のための研修を継続する仕組みを確保することにより、教職員の指導力の向上を図り、子どもたちの豊かな学びの保障と、さらなる学力の向上を目指してまいります。
国が毎年実施する「全国学力・学習状況調査」におきましては、年によって多少の変化があり、令和5年度は全国平均をやや下回る結果でありました。今後も「紀宝町学力向上推進協議会」を核とし、すべての子どもたちが学ぶ喜びを実感し、学びに向かう姿勢の向上と学力向上、そしてより豊かな学びを保障するための取り組みを継続してまいります。

◇GIGAスクール構想
「GIGAスクール構想」により、全ての小・中学校に整備されております一人一台の学習用端末、および電子黒板等のICT機器につきましては、各学校において日常的に積極的な活用がされております。これらのICT機器とこれまで培ってまいりました教育実践を組み合わせることで、より一層「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を図ってまいります。

◇幼児教育
幼児教育につきましては、「幼稚園教育要領」に示されております「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」に沿って、町教育委員会と福祉課、各小学校との連携をさらに強化し、国が示す「幼保小の架け橋プログラム」の実現に向けて、保育・授業参観などの交流や、合同研修等の取り組みをさらに充実させ、円滑な接続に努めてまいります。
また、令和5年度に年長児クラスに整備した電子黒板等を活用し、より一層質の高い幼児教育の充実を図ってまいります。
さらに、核家族化や共働き世帯の増加、および就労形態の多様化などによる保護者のニーズに対応するため、長期休業中も含め預かり保育を午後6時まで実施してまいります。今後につきましても、幼児をとりまく生活環境の変化に対応しながら、さらなる子育て支援の充実に取り組んでまいります。

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