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ペンリレー No.222

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三重県紀宝町

■30年ぶりの故郷
東 主さん(鵜殿)

私は鵜殿で生まれ育ち、中学、高校は新宮に通い、大学卒業後は飲食関係の仕事に就き、長らく県外で過ごしておりましたが、3年前に自身に訪れた転機をきっかけに、今後の自分自身の人生や身辺のことも含めて、色々と考え、30年ぶりに故郷である紀宝町に戻ることを決めました。
帰郷後は飲食業とは異なる業界に就職し、自身の人生で初めて土日が休みとなりました。飲食業のころは土日は毎週出勤で、仕事に多くの時間を費やす毎日でしたが、今は昔の知人に会ったり、色々な地域のイベントに出かけたり、といった時間が持てるようになりました。「まなびの郷」や「ふるさと資料館」で行われている催しや、「紀の宝みなと市」にもよく行っており、地域の方々と会えるのも楽しみの一つです。
この5月には大里で行われた町の移住者交流会にも参加させていただきましたが、移住者のみなさんが紀宝町の魅力をいきいきと語られ、元々地元出身の私もさらにこの町について知りたいと思わされ、とても有意義な時間を過ごしました。
また、私は我流ですが、高校時代からギターの弾き語りが趣味で、妻も歌うことが好きなので、「まあボーandいっちゃん」という夫婦ユニットを組んで、近隣各地のイベントに参加し、昭和歌謡をメインに楽しく歌うという活動を続けてきました。その後、ご縁があって昨年7月には地元鵜殿の老人憩いの家「讃寿荘」で歌う機会をいただき、また、先日の移住者交流会でも歌わせていただきました。
これからもさまざまなイベントで夫婦楽しく歌っていけたら、と思っています。今後は30年ぶりに帰ってきたこの海・山・川に囲まれた自然豊かな故郷のこの町で多くの人々とふれあいながら、公私ともに充実できるよう、日々感謝の気持ちを持って心穏やかに暮らしていければと思っています。

◇PROFILE
ひがし まもるさん
30年ぶりに故郷の紀宝町に帰ってきた東さん。「これからも自然あふれるこの町で楽しく穏やかに暮らしていきたいですね」と話していました。

◎9月号は鵜殿の坪田(つぼた)泰成(たいせい)さんです。東さんからは、「いつも笑顔でいろいろなことにがんばられて、私も元気をもらっています。これからもよろしくお願いします。」

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