■人生を楽しむこと
坪田泰成さん(鵜殿)
私は紀宝町で生まれ育ちました。高校3年生の時に岐阜県、そこから愛知県、静岡県、神奈川県、長野県と周り、この町に戻ってきました。私は何に取り組むときも「楽しい」があります。大変なときも楽しみます。人の時間は、みんな唯一の平等です。24時間のうち1/3は睡眠、1/3は仕事、残り8時間はフリーです。仕事を楽しむことがとても大事です。楽しめないなら辞めたらいいんです。きっといつか楽しい仕事に巡り合えます。
私の仕事は町内での飲食店、漁師、津市でも飲食店、柔道整復師など多岐に渡ります。
友人たちと紀宝町の海で釣りをしたり、魚突きをしたり、その魚をお客様に配ったり、人に感謝されることをするのがとても楽しいです。楽しさは伝染します。楽しいことに巻き込んで自分と関わった人が幸せになればと思い日々暮らしています。お金は大事ですが、墓場まで持って行けません。それなら人生の終わりに楽しかったと思える人生を過ごしたいと思いながら日々を送っています。
大人になって、またこの町に戻ってきて、自然に囲まれ、仕事仲間と趣味などを共有でき、今とても幸せです。まだまだ長いようで短い人生、常に楽しんでいきたいと思います。
この町に帰ってきて、気づいたことは人のやさしさです。田舎ならではかもしれませんが、たくさんの人にやさしさを教えていただきました。
人が集まるまちづくりに向け微力ながら活動していきたいと思っています。その活動をいろんな人と共有して楽しんでいきたいと思っています。
私が伝えたいのは、辛いことでも、時が経てば、笑い話になるということです。人生を楽しむことで生活のクオリティがとても上がります。これから、この町でどんな人と出会い、どんな仕事に出会い、どんな楽しいことがあるんだと考えるとワクワクが止まりません。
◇PROFILE
つぼた たいせいさん
人生を楽しむことを大事に日々を過ごしている坪田さん。「楽しむ秘訣は、やりたいと感じることをやり続けること」と話していました。
◎10月号は桐原の西村(にしむら)喜久男(きくお)さんです。坪田さんからは、「よろしくお願いします。」
<この記事についてアンケートにご協力ください。>