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自治体の皆さまへ

こんにちは保健師です!その222

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三重県紀宝町

■今月のテーマ
ー交通事故死の約2倍!冬の入浴中の事故に要注意ー

ヒートショックとは、温度の急な変化が体に与えるショックのことです。
急激な温度上昇は、血圧の大きな変動を引き起こし、全身の血流量の減少を招きます。その結果、脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こしてしまい最悪の場合、急死にいたることもあります。特に高齢者は、血圧を正常に保つ機能も衰えてきている場合がありますので注意してください。
毎年11月から4月にかけて寒い時期にヒートショックによる浴槽内の事故が多く発生しています。厚生労働省人口動態統計(令和3年)によると、高齢者の不慮の事故のうち浴槽内での溺死者数は4,750人で、交通事故死亡者数2,150人のおよそ2倍でした。
ヒートショックは、持病や前兆がない場合でも起こるおそれがあります。寒い時期の入浴の事故を防ぐため、次の点に注意して安全に入浴しましょう。

◇ヒートショックを予防する6つの対策
(1)入浴前に脱衣所や浴室を暖めておく
(2)湯温は41度以下、お湯につかる時間は10分までを目安にする
(3)浴槽から急に立ち上がらない
(4)食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避ける
(5)風呂に入る前に、同居する家族にひと声かける
(6)家族は入浴中の高齢者の動向に注意する

暖かい室内:血圧安定
寒い脱衣所:血圧上昇
寒い浴室:さらに血圧上昇
熱い浴槽:血圧低下

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