■新宮紀宝道路開通までの軌跡
平成14年7月
新宮市の住民グループ「海岸道路の建設を促進する会」が発足される
平成15年7月
鵜殿村の住民グループ「架橋虹の会」が発足される
平成16年3月
「海岸道路の建設を促進する会」と「架橋虹の会」、行政、議会が連携し活動する団体「熊野川河口に橋を架ける会」が発足。以後、三重県、和歌山県、国土交通省、地元選出国会議員等に対し、要望活動が展開される
平成18年6月
「熊野川河口に橋を架ける会」決起大会が、新宮市で開催され、約1,000人の住民等が参加し、河口大橋の早期実現などを訴える
平成20年11月
「紀伊半島一周高速道路・熊野川河口大橋の建設を求める総決起大会」が、新宮市で開催され、約1,000人の住民等が参加し、河口大橋の早期着手などを訴える
平成25年5月
「新宮紀宝道路」延長2.4キロメートルが新規事業化される
平成27年6月
「新宮紀宝道路事業着手式(道路中心杭設置式)」を三重県側はまなびの郷、和歌山県側は新宮市立総合体育館において開催
平成29年12月
新宮市側で工事着手することから「新宮紀宝道路起工式」を新宮市立総合体育館で開催。一般参加者を含め、約450人が出席
平成30年11月
町内で初の工事着手となることから、「新宮紀宝道路工事説明会」がまなびの郷で開催され、住民67人が参加
令和2年9月
「熊野川河口大橋」記念碑除幕式をまなびの郷において開催
令和3年4月
「防災・減災、国土強靱化向けた道路の5か年対策プログラム」において、「新宮紀宝道路」の開通時期が、令和6年秋頃と発表される令和5年2月張出し架設工法で工事が進められていた熊野川河口大橋(延長821m)が連結
令和5年7月
熊野川河口大橋の連結を祝う式典として、「熊野川河口大橋連結を祝う会」が、丹鶴ホールにおいて開催され、約270人が参加
令和6年11月
国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所より、新宮紀宝道路の開通が12月7日、午後3時と発表される
令和6年12月
新宮紀宝道路の開通を記念し、「新宮紀宝道路開通記念式典」がまなびの郷で開催され、約300人が参加。同日、午後3時に開通
■開通記念イベント「フリーウォーキング、提灯行列」を実施
新宮紀宝道路開通記念イベントとして11月30日に熊野川河口大橋フリーウォーキングを、12月6日に提灯行列を実施しました。
フリーウォーキングは、新宮紀宝道路の全区間、延長2・4キロを自由に歩くことができるもので、開始と同時に多くの人が来場し、供用開始前の道路を自由散策しました。
また、このイベント限定で、河口大橋の中心付近および各IC入口にフォトスポットが設置され、参加者たちは記念写真を撮影するため列を作っていました。
イベントには、約8,000人が参加し、開通後は歩くことができない新しい道路の散策や、熊野川河口大橋から見える熊野川、熊野灘などの景色を眺めたり写真を撮ったりして楽しんでいました。
提灯行列は、昭和10年に熊野大橋が架橋された際に地域住民が提灯を持って夜通し祝ったと言われておりそれを再現したものです。
新宮市側、紀宝町側それぞれ応募した一般参加者と関係者など総勢600人以上が提灯を持ち、熊野川河口大橋の両端から歩きました。参加者たちは橋の中央付近で出会い、西田町長、田岡市長、二階俊博特別顧問があいさつしました。
その後、河口付近から記念花火が打ち上げられると参加者たちは、歓声をあげたり、スマホで撮影したりしていました。
両イベントとも、道路の開通を心待ちにしていた方々の期待と祝意にあふれていました。
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