■自衛隊、災害派遣医療チームとの合同訓練も実施
ー町内一斉防災訓練を実施ー
◇町内全域で防災訓練を実施
11月10日、町内全域で一斉防災訓練が行われ、計1,500人が参加しました。
この訓練は、発災時に適切な避難行動を取ることで、犠牲者ゼロを目指すことを目的に、自主防災組織が中心となり、各地区での災害リスクに合わせた訓練が行われ、炊き出し訓練、避難路の点検、避難所運営訓練などが行われました。
井田小学校では、約100人が集まり、炊き出し訓練、消火訓練、貯水槽の使用訓練のほか、避難所設営訓練も行いました。消火訓練では消防団員がホースの使い方や筒の持ち方などを説明した後、実際に放水を行いました。また、貯水槽の使用訓練では町職員が貯水槽の仕組みや飲料水を出すための手順を説明し、参加者たちは真剣に話を聞いていました。
さらに、明野駐屯地陸上自衛隊、災害派遣医療チーム(DMAT)、紀宝町との合同で傷病者搬送訓練も行われました。南海トラフ巨大地震などの大規模災害では、交通網が寸断されることが考えられることから、救護所である鵜殿小学校から傷病者を迅速に搬送できるよう、ヘリコプター着陸準備体制の確認を行い、各関係機関との連携強化を図りました。
また、災害対策本部として開設されたまなびの郷では、スマホやドローンなどで撮影された訓練の映像がリアルタイムでスクリーンに映し出され、情報の収集を行いました。
今回の訓練を通じて、実践的な災害対応能力を高めるとともに、一人ひとりが自らの役割を再認識する機会となりました。
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