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郷土史・風俗 第124回

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三重県菰野町

◆位田清六が残した模型
水車大工として有名だった下村の位田藤治(いんでんとうじ)の子、平次郎(へいじろう)も父にならって水車大工の技を学び、多数の水車を造りました。さらに藤治の孫にあたる清六(せいろく)も水車大工としてその技術を引き継ぎ、近辺はもとより員弁、桑名、美濃、尾張、近江などにも出かけて、水車造りに携わりました。清六のその技術は、藤治や平次郎を凌ぐとまで言われるほどでした。
清六は、水車大工を引退してから昭和61年6月20日に亡くなるまでの晩年、老後の活動として花形水車の模型を多数制作しました。町内に現存する水車がほとんどなくなった現在でも、清六が残した精巧な模型は造形や動作の様子を窺い知ることができる貴重な資料となっています。

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