■伝統ある三八市の終焉
廣幡神社の御旅所である庄部神社の境内で、毎月「3」と「8」がつく日に開催されていた朝市が「三八市(さんぱちいち)」です。「三八市」は、江戸時代の元禄期に城下町の繁栄策として毎月「6」のつく日に庄部で六斎市を開催したことがきっかけであったといわれ、市場の守護神として神社の境内には小祠が設けられ、市神が祀られています。野菜や果物、鮮魚、衣類、雑貨などを売る店がたくさん出て賑わう地域に根ざした市でしたが、利用客の減少などから令和6年7月23日に惜しまれつつ最終日を迎えました。
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