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【特集】道 ROAD3 自然の中を駆ける道

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三重県菰野町

山々の中に存在する険しい道を走り抜ける「トレイルランニング」。
大自然の中、山道や林道を舞台に繰り広げられる競技とは

■信じられない速さで山を登る
山道や林道をコースにして行う競技、それがトレイルランニング(以下「トレイルラン」)です。平坦な場所を走るロードランニングと異なり、トレイルランのコースには滑りやすい岩場や走りにくい傾斜路も含まれ、不安定な場所の方が多いくらいです。そのような道を競技者は駆け抜けていきます。にわかに信じ難いかもしれませんが、競技者は、御在所岳であれば中登山道口から山頂まで1時間以内に登りきってしまいます。

■地域の特色を生かせる大会
時には100キロメートル以上の距離を走り、完走までに3日間以上かけて夜間も走り続けるなど、競技者以外は想像もできないほど過酷で厳しいとされるトレイルランの大会。ですが、競技中ずっと走り続けているわけではなく、登り道は早歩き、平らな部分や下り坂は走り、岩場などもなるべく迅速に通過といった要領で山道を進んでいきます。そして、世界各地で開催される大会には、マラソンなどとは異なる楽しみも存在しています。エイドステーションと呼ばれる休憩所には、長時間にわたるレースのエネルギー補給のために給水だけでなく、おにぎりやどら焼きなどの食べ物が並びます。コース各所に休憩所が設けられ、各地の特産品や本格的な食事もレース中に提供されます。そのため、大会ごとに各地の特色を出しやすく、さまざまな大会に出場するトレイルランナーが近年増加しています。

【山と地域をつなぐ新たな大会の幕開け】
■菰野町でのトレイルラン大会
御在所岳、釈迦ヶ岳(しゃかがたけ)、鎌ヶ岳(かまがたけ)、国見岳(くにみだけ)をコースにしたトレイルラン大会を令和7年5月、初開催します。鈴鹿山麓かもしかハーフマラソンの後継大会として開催する「Komono(コモノ)Four(フォー)Peaks(ピークス)Trail(トレイル)」は、令和8年度の菰野町70周年にあわせて本大会を開催することを目指し、今年はそのプレ大会として実施します。「山と地域をつなぐ」をコンセプトに、4つの峰をたどるよう稜線を繋いで距離38キロメートルのコースを設定していますが、トレイルランの大会で指標とされるコース全般を通じて登らなければならない累積標高は2700メートルにもなる非常に厳しいコースとなっています。エイドステーションにはマコモを生かした特産品を提供するなど、菰野町の魅力あふれる大会とするために現在、準備を進めています。町を代表する新大会の実現に向けて、応援とご協力をよろしくお願いします。

■COMMENT
Komono Four Peaks Trail
実行委員長 山口(やまぐち)晃永(こうえい)さん(川北)
私自身も5年ほど前から趣味の登山が高じてトレイルランをはじめ、各地の大会で走ってきました。短い時間で複数の山々を駆け、季節によって表情を変える景色を一度に堪能できることがトレイルランの醍醐味です。頂上にたどり着いた時に、自身が走ってきた道を一望できる達成感も欠かせない要素です!そんな多くの魅力を伝えたくて、「Komono Four Peaks Trail」を開催することになりました。山と地域を繋げるこの新しい大会に、ボランティアや応援といったかたちで住民の皆さんもご協力いただけると嬉しいです!

■COLUMN03 5/25開催 Komono Four Peaks Trail エントリー受付中
距離38キロメートル、累積標高2,700メートルのハードなコースに挑むトレイルランナーを募集します。絶景の鈴鹿山脈の稜線を駆け抜けてみませんか。

申込方法:申込フォーム(e-moshicom)
※二次元コードは本紙P.7をご覧ください。
定員:100名
参加費:10,000円
申込期間:3月1日(土)~4月20日(日)
参加条件:18歳以上かつ20キロメートル以上のトレイルレースを完走したことがある方

問い合わせ:コミュニティ振興課
【電話】391-1160
【FAX】328-5995

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