平成20年代から北勢地域が一帯となり開通を望んだ道路のひとつ。
そんな永く待ち望まれた道路が令和7年3月16日、国道477号バイパスまでの区間で開通します。
■多くの役割が期待できる道路
住民の皆さんの生活に直結する新たな道、それが国道1号北勢バイパス(以下、「北勢バイパス」)です。北勢バイパスは、四日市市を中心として常態化する国道1号・23号等の渋滞緩和、地域活性化の支援を目的に計画された道路で、南海トラフ地震など巨大地震発生時に津波浸水被害を受けやすい国道1号・23号に代わる道路としても整備が進められています。北勢バイパスの全ての区間が開通すれば三重郡川越町南福崎(国道23号)~四日市市釆女町(国道1号)に至る延長21キロメートルの幹線道路が形成され、津波浸水想定域を回避して道路機能を確保可能になるため、災害時の緊急輸送道路を拡充するという観点でも開通への期待が高まっています。
■名古屋方面への移動が便利に
今回、新たに開通して供用を開始する区間は、菰野町から四日市市へ向かう際に利用する方が多い国道477号バイパスに接続することから、菰野町の皆さんの生活にも大きな影響を与えると予想されます。名古屋方面や桑名方面へ国道477号バイパスから北勢バイパスへと直結するため、従来に比べて大幅な時間短縮が望めます。
昔も今も人々の生活に密接した道の数々。開通するまでには多くの方の苦労や尽力があり、開通してからもさまざまな歴史を歩み、現在に至っています。そんな道の歴史や経緯を思い返してみれば、普段は何気なく通る道から見える風景も少し変わってくるかもしれません。
■COLUMN04 3/16 15:00~ 国道477号バイパスまでの4.1キロ 北勢バイパス開通
新たに開通して供用を開始する区間は、四日市市道日永八郷線~国道477号バイパスまでの4.1キロメートルに及ぶ区間で、北勢バイパス全体の6割にあたる12.6キロメートルが通行できるようになります。残りの国道477号バイパス~四日市市釆女町間も開通に向けて事業が進められており、北勢バイパスは将来、鈴鹿四日市道路を介して国道23号中勢バイパスに接続する計画です。
[開通済]国道23号(川越町南福崎)~四日市市道日永八郷線 8.5キロメートル
[今回開通]四日市市道日永八郷線~国道477号バイパス 4.1キロメートル
[開通予定]国道477号バイパス~国道1号(四日市市釆女町) 8.4キロメートル
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