上下水道事業の経営状況をお知らせします
上下水道局は、上下水道事業を将来にわたって安定的に継続していくために、「上下水道事業経営戦略(改定版)」(計画期間:平成29年度~令和8年度)に基づき経営しています。今回は、令和4年度の水道事業と下水道事業の経営状況をお知らせします。
■水道事業
◇投資状況
南海トラフ地震などの大規模災害時にも安定的に水道水を供給できるよう、基幹管路と水道施設の耐震化を投資目標としています。
令和4年度は、供給量の多い大口径の水道管を中心に、老朽管の更新に合わせて耐震化を行い、基幹管路の耐震化率は42%になりました。また、平成29年度から整備を進めてきた住吉配水池の運用を令和4年度に開始したことにより、配水池の耐震化率は96%に上昇しました。
〔水道事業の投資〕
◇財政状況
中長期的に健全な経営を行えるよう、計画期間を通して一事業年度の支払いのために必要な運転資金を確保することと、将来世代に過度な負担を残さないよう、一人当たり企業債残高を抑制することを財源目標としています。
令和4年度は、どちらもおおむね計画どおりでした。
〔水道事業の財源〕
※()内の数字は、企業債残高の総額
■下水道事業
◇投資状況
公共下水道事業は、汚水処理施設の新規整備や汚水処理人口普及率の向上などを投資目標としています。令和4年度は、牧田、玉垣、栄地区などを中心に整備を進め、累計整備面積は2,314ha、汚水処理人口普及率は93.7%になりました。
農業集落排水事業は、すでに施設整備が完了しているため、維持管理費用の平準化を投資目標としています。令和4年度の維持管理費用は、おおむね計画どおりでした。
〔公共下水道事業の投資〕
※汚水処理人口普及率:汚水処理施設(公共下水道、農業集落排水処理 施設、合併処理浄化槽)がどの程度普及しているかを表す指標
◇財政状況
公共下水道事業は、経費回収率の向上と基準外繰入金の抑制を財源目標としています。令和4年度は、どちらも計画値とおおむね同程度でした。
農業集落排水事業についても、経費回収率の向上と基準外繰入金の抑制を財源目標としています。令和4年度は、どちらも計画値とおおむね同程度でした。
〔公共下水道事業の財源〕
〔農業集落排水事業の財源〕
※経費回収率:処理費用がどの程度使用料収入で賄えているかを表す指標
問合せ:経営企画課
【電話】368-1663【FAX】368-1688【E-mail】keieikikaku@city.suzuka.lg.jp
<この記事についてアンケートにご協力ください。>