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自治体の皆さまへ

令和5年度施政方針(1)

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三重県鈴鹿市

市議会6月定例議会の開会に当たり、末松市長が述べた施政方針について、鈴鹿市総合計画2023に掲げる5つの「将来都市像を支えるまちづくりの柱」と「自治体経営の柱」から、取り組む施策の一部を紹介します。

■笑顔で活力のある住みよい鈴鹿へ

このたび、市民の皆様の負託を受け、4期目となります市政運営を担わせていただくこととなりました。
令和の時代に入り、私たちはコロナ禍を経験いたしました。令和2年1月に発生した未知なる感染症は、世界規模の脅威となり、私たちの生活様式も大きく変化をいたしました。
この間、本市におきましても、市民の皆様の安全・安心な暮らしを守り、また、市内経済の安定化を図るため、ワクチン接種などの感染拡大防止策をはじめ、幅広く、生活者支援や経済対策を実行してまいりました。
さらに、長引くウクライナ情勢による物価高騰の影響を受けた市民の皆様や事業者に対しましても、スピード感を持って支援策を講じてまいりました。
このような中、これからの時代を切り拓き、さらなる市民サービスの向上を図るためには、今まで取り組んできた事業を推進するだけではなく、コロナ禍の経験を「未来への教訓」として捉え、新たに見えた課題にも果敢に挑戦していく必要があると痛感しました。

本格的な少子高齢社会を迎える中、本市に賑わいと交流が生まれ、市民の皆様が笑顔で活躍できるまちへと発展し続けるためには、まずは、本市の未来を担う全ての子どもたちの健やかな育ちを確保するとともに、権利を保障する必要があると考えております。
そのため、「子ども条例」の制定に取り組み、少子化やヤングケアラーの問題など、子どもに関するさまざまな課題の解決を図ってまいります。
また、これからのSociety5.0(※)といわれる超スマート社会においても、子どもたちが、主体的に学び、社会を生き抜いていく力を身に付けられるよう、鈴鹿市教育大綱を見直し、本市が目指す「子どもの姿」を明確に示すことで、誰一人取り残さない教育環境を実現してまいります。

本年度は、鈴鹿市総合計画2023の最終年度であり、次期鈴鹿市総合計画の策定に向け、本市の将来像を描いていく非常に重要な年となります。
そのため、8年間の集大成として、後期基本計画の着実な推進を図りつつ、これからの時代を見据え、持続可能なまちづくりを官民協働で進めていくための羅針盤として、次期鈴鹿市総合計画を策定してまいります。
さらに、本市の将来都市構造や都市づくりにおける基本理念を示した「鈴鹿市都市マスタープラン」につきましても、次期鈴鹿市総合計画の策定に併せ、社会経済構造の変化を踏まえた効果的な見直しを行い、計画的な土地利用を促進してまいります。
新たな時代を、市民の皆様と手を携え、ともに切り拓いていくため、一層気を引き締め、気持ちを新たに、市政運営に臨んでまいります。

※Society5.0:現実と仮想空間を一体化させて、社会問題の解決と経済発展を両立する社会のこと

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