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情報館(1)令和5年度鈴鹿市一般会計決算状況(その2)

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三重県鈴鹿市

■3.決算の推移
◇性質別歳出と一般財源の推移

・10年間の推移を見ると、人件費は横ばいで推移していましたが、令和2年度から会計年度任用職員制度が開始したことにより増加しています。公債費は、令和4年度から横ばいで推移しています。扶助費は増加傾向にあり、令和2年度以降は新型コロナウイルス感染症や物価高騰の影響を受けた世帯への給付金などの給付により大きく増加しています。
・投資的経費については、令和4年度には、天名地区公共施設一体整備事業や大木中学校の校舎の増改築工事を行ったことにより増加しましたが、令和5年度は令和3年度以前の水準まで減少しています。
・歳出の伸びに比べて一般財源の伸びは緩やかなため、義務的経費が増えるとその分投資的経費やその他の経費に使える一般財源が少なくなることにつながります。

◇基金残高の推移

・基金とは貯金のことで、市は目的別に複数の基金を管理し、その目的に応じて積立てや取崩しをしています。
・財政調整基金は、年度間の財源不足に備えるために積み立てている基金であり、令和5年度末残高は、約100億円です。
・地方債減債基金は、公債費負担を平準化するために設置した基金であり、令和5年度は取崩しをせず、年度末残高は約23億円です。
・その他の基金には公共施設整備基金などがあり、令和5年度末残高は、約18億円です。

◇経常収支比率の推移

・経常収支比率とは、市税などの経常的な収入が、義務的経費などの経常的な経費にどれぐらい使われているかを表す指標です。比率が低いほど、財政運営に弾力性がある(余力がある)と言えます。令和5年度:93.4%(令和4年度:92.0%+1.4%)
・経常収支比率は、令和5年度決算において、市税などは増額となったものの、扶助費の増加などにより1.4ポイント増加しました。
・扶助費や公債費のさらなる増加などにより、今後についても、経常収支比率は高い水準で推移することが見込まれます。

※決算書や決算資料は市のウェブサイト(【HP】https://www.city.suzuka.lg.jp/shisei/gyozaisei/1006603/1006607.html)をご覧ください。

問い合わせ:財政課
【電話】382-9041【FAX】382-9040【E-mail】zaisei@city.suzuka.lg.jp

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