装着型サイボーグHALをご存じですか?
けがや病気で体を動かすことが難しくなった方の「もう一度動かしたい」、「車椅子から立ち上がって歩きたい」などの自立への願いをサポートする装着型サイボーグHAL(R)の専門プログラムの助成を受けることができます。
■装着型サイボーグHAL(R)って?
HAL(R)とは、手や足を動かしたいと考えたときに、脳から出る信号をセンサーで感知し、動きにくくなった部分をアシストして動かす世界初の装着型サイボーグです。
単に動きをアシストするものではなく、脳神経系とつながり、意思に従った動作をサポートするため、けがや病気により体が動かしづらい方でも、自分の手足が自然に動いているような感覚で、無理なく繰り返し運動することができます。
◇HAL(R)によるトレーニングの特徴
▽障がいのある方が身体を動かそうとする
身体を動かそうとすると、動作意思を反映した信号が脳から筋肉へ伝達されます。
▽HAL(R)が信号を読み取り意思どおり動く
脳から筋肉への生体電位信号(微弱な信号)をHAL(R)が読み取り、装着者がどう動きたいかを認識し、各関節のパワーユニットが意思に従った動作を実現します。
▽自立度向上を目指します
HAL(R)を使い、生体電位信号に基づく運動を繰り返し行うことで、QOL(生活の質)の維持・向上や自立度を高めます。
■専門プログラムの助成を受けられます
本市は、鈴鹿ロボケアセンターと連携し、CYBERDYNE(株)が開発した装着型サイボーグHAL(R)を利用した市民向けの専門プログラムに対して、助成を行っています。
対象:上肢、下肢、体幹または移動機能障害1~3級の身体障害者手帳をお持ちの方
※すでに制度を利用された方は対象になりません。
助成内容:
(1)90分×10回(自己負担5,000円/回)
(2)60分×10回(自己負担3,000円/回)
(3)30分×10回(自己負担2,000円/回)
※障がいの内容に応じて(1)~(3)のいずれかの助成が受けられます。
申込み:身体障害者手帳を持って、障がい福祉課へ
※初回カウンセリング(有料2,000円)の結果によって、専門プログラムの実施の可否が決定されます。
※トレーニングの場所は、鈴鹿ロボケアセンター(株)(岸岡町1001-1 鈴鹿医療科学大学千代崎キャンパス内)です。
◇小さな子どもも利用できます
HAL(R)は、さまざまな機種が開発され、小さな子どもでも専門プログラムを実施できるようになり、5歳の子どもがトレーニングをした実績もあります。
脳性まひなどによる運動機能障がいのある子どもにも利用することができますので、ぜひ一度体験してみてください。
問い合わせ:障がい福祉課
【電話】382-7626【FAX】382-7607【E-mail】shogaifukushi@city.suzuka.lg.jp
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