本市は、医療、介護、福祉などどの職種が連携して支える「鈴鹿市地域包括在宅医療ケアシステム」を推進しています。
◇医師
別府内科クリニック院長 別府徹也(べっぷてつや)さん
在宅で診察を行います。患者さんがどんなことでも相談できるように、話しやすい雰囲気作りを心掛けています。他の職種とも連携して、チームワークで患者さんをサポートします。
◇訪問看護
訪問看護ステーションオレンジ 管理者 藤林由紀(ふじばやしゆき)さん
血圧・体温測定や点滴、入浴の介助など、医療行為や日常生活のケアを行います。利用者さんやご家族の生活を大事にしながら、一人一人のニーズに合わせたケアを心掛けています。
◇リハビリスタッフ
訪問リハビリテーション事業所パークヒルズ高塚 理学療法士 小川泰平(おがわたいへい)さん
生活に不安がある方の日常生活の動作を改善したり、硬くなった身体をほぐしたりします。簡単なことから、少しずつできることを増やし、家族の介助の負担軽減につなげています
◇薬剤師
いふな薬局 管理薬剤師 岡田圭二(おかだけいじ)さん
医師が処方した薬を患者さんに届け、薬の説明や飲み方のお話をします。訪問することで、残っている薬や患者さんの状態が把握できます。薬局の窓口だと話しづらいことも、在宅だと患者さんが安心して話してくれていると感じます。
◇ヘルパー
訪問介護事業所にじいろ サービス提供責任者 野呂佳世(のろかよ)さん
ヘルパーとして、洗濯や洗い物、ご飯やお風呂の介助など、利用者さんの日常生活をサポートしています。暮らしを良くする仲間だという気持ちで、利用者さんの思いに寄り添います。
◇ケアマネージャー
Resora居宅介護支援センター 管理者 山本裕一(やまもとゆういち)さん
ケアマネジャーとして、利用者さんの在宅での医療・介護プランを家族と一緒に考えます。利用者さんと家族双方の思いを聞きながら、ポロっと出た大事な言葉を聞き逃さないように、傾聴を心掛けています。
◇MSW Medical Social Worker
鈴鹿中央総合病院患者支援センター 医療ソーシャルワーカー 藪下茂樹(やぶしたしげき)さん
医師やケアマネジャーなどと共に、患者さんが病院を退院後に、在宅で必要なケアを受けられるように調整します。在宅でどう過ごしたいか、どんな治療を受けたいかなど、患者さんの気持ちを大切にします。
◇地域包括支援センター
第7地域包括支援センターりんどう センター長 青島秀和(あおしまひでかず)さん
在宅での介護・医療に関する相談を受けたり、介護保険の申請のサポートをしたりします。在宅での介護が初めての方は不安も大きいため、親身に相談に乗り、丁寧に説明します。
■信頼できる人と「人生会議」をしよう
「もしも」のときのために、自分自身が望む医療やケアについて、前もって考え、繰り返し話し合い、共有する取り組みを「人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)」といいます。
超高齢社会、新興感染症の感染拡大など、もしもに備えることが求められています。人生の最終段階においては、どのような医療やケアを望むか、自分自身で考えることが重要な時代になっています。自分が大切にしていることや、どのような人生をあゆみ、どのような医療やケアを受けたいのか、信頼できる人たちと話し合ってみましょう。
■在宅での療養も選択肢の一つに
医療と介護が連携した鈴鹿市地域包括在宅医療ケアシステムは、家族の負担を軽減し、安心して在宅での療養を考えてもらえる仕組みであり、以前から体制づくりに取り組んできました。在宅療養の何よりも良いところは、自分が今まで生活してきた環境で過ごせることです。病院や施設だけではなく、選択肢の一つとして在宅療養があることを、皆さんに知って欲しいです。
鈴鹿市地域包括在宅医療ケアシステム 運営委員会委員長 藤田浩弥(ふじたひろや)さん
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