■居場所づくり
◇気軽に集えるカフェ
認知症の方やその家族が気軽に集える場所で、薬剤師など専門職の方と話ができる「認知症カフェ」(市内15カ所で開催)や、ボランティアの方が主体となって運営する「オレンジカフェ」(市内8カ所で開催)があります。
※詳しくは、市ウェブサイト(ページ番号1003212)をご覧ください。
▽認知症カフェ「ベル」
健康管理に関するミニ講義なども交えながら、参加される方と楽しく対話しています。薬剤師という立場ですが、地域のコミュニティの一人として参加しており、認知症の方やその家族などが自由に集える場所になるような空間を目指しています。
イオン薬局鈴鹿店管理薬剤師 舘林光亮(たてばやしこうすけ)さん
▽オレンジカフェ「レインボー」
認知症の方が増える中、人との交流や対話ができ、支援している家族もほっとできる大事な場所だと感じています。カフェを間借りして行っており、非日常感が味わえると好評です。今後、この取り組みが少しずつ広がってほしいです。
第3圏域オレンジカフェリーダー 前田敏明(まえだとしあき)さん
■全ての人が暮らしやすい共生社会へ
認知症の症状は、人それぞれです。物忘れで始まることが多いですが、物忘れが無い認知症もあります。「認知症」とひとくくりにせず、一人一人の状況に合わせて対応する必要があります。
認知症の方が暮らしやすい社会にするためには、認知症の方の視点に立った取り組みが重要です。鈴鹿市が認知症フレンドリーな地域づくりとして行っているスローショッピングや床面表示は、認知症の方だけではなく、体が不自由な方にも優しい取り組みです。
また、認知症の方や家族などの地域のつどいの場である「認知症カフェ」など、認知症の方が気持ちよく過ごす居場所づくりも重要です。
認知症の方が暮らしやすい社会は、全ての人にとって暮らしやすい社会であり、このような社会になることを願っています。
三重県連携型認知症疾患医療センター」
ますずがわ神経内科クリニック 真鈴川聡(ますずがわさとし)さん
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問い合わせ:長寿社会課
【電話】382-9886【FAX】382-7607【E-mail】chojushakai@city.suzuka.lg.jp
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