■外国人支援の大きな拠点~地域の日本語教室~
◇日本語教室とは、どんな場所?
外国人に日本語で日本語を教える場所です。教室では、さまざまなテキストを使い、楽しく日本語を学べるように支援しています。
◇日本語ボランティアとはどんな存在?
教室に来る外国人は、「近くの日本人ともっと話がしたい」、「日本語を覚えて、職場で活躍したい」など、いろいろな思いを持っています。ボランティアは、そんな頑張る外国人に少しでも日本語が上手になってもらえるように“お手伝い”する存在です。ボランティアは外国語を話せる必要はありません。
◇外国人が日本語を学ぶことの重要性
日本人同士も言葉が足りないと、すれ違ったり衝突したりします。それと同じように、日本人と外国人との間に起こるさまざまな問題は、意思の疎通が不十分なことが始まりだと思います。日本語が分かるようになれば、お互いのことや自国のことを伝え合えるようになり、学ぶ楽しさが増し、気持ちよく生活や仕事ができるようになると信じています。
◇大切にしていること
彼らの状況を自分に置き換えることです。もし私たちが家族と離れ、言葉が通じない異国の地で暮らすことになったら、と想像すると見え方が変わるでしょう。言葉も文化も違う環境で、不自由な生活をしている外国人に日本語を教えることで理解し合えるようになればと願います。
市内にある3カ所の日本語教室
・鈴鹿日本語会AIUE【電話】O080‒3611‒8799
・桜島日本語教室【電話】090‒3836‒1774
・牧田いろは教室【電話】080‒3680‒8049
日本語を学びたい外国人が近くにいる方や、日本語ボランティアに興味がある方は、市ウェブサイトをご覧いただき、各教室へお問い合わせください。
※市ウェブサイト外国人のための日本語教室は本紙掲載の二次元コードをご参照ください。
■使ってみよう!やさしい日本語
◇やさしい日本語とは
外国人にも伝わりやすい、簡単な日本語のことです。学校や職場など、ぜひ皆さんも使ってみてください。
・両親→おとうさん、おかあさん
・少々お待ちください→すこしまってください
◇Instagram
やさしい日本語のインスタグラム(@yasashii.suzuka.official)を運営しています。鈴鹿の方言や、やさしい日本語への言い換え、世界の料理などを楽しく発信していますので、ぜひご覧ください。
■参加してみよう!多文化共生イベント
多文化共生に関する啓発や、国際交流フェスタ「わいわい春まつり」や国際理解講座、友好都市であるアメリカ・ベルフォンテン市との青少年相互交流事業は、多様な価値観や文化に触れたり、学んだりできる機会です。ぜひ、ご参加ください。
『多文化共生に関するパネル展』
日時:1月10日(金)~16日(木)
場所:市役所本館1階市民ギャラリー
『国際理解講座「韓国文化の旅」』
日時:1月18日(土)10時~11時半
場所:文化会館2階第1研修室
申込:メールでSIFAへ参加費無料
◇ベルフォンテン市との交流事業(参加者の声)
▽寺田(てらだ)さん
2023(令和5)年にホストファミリー、2024(令和6)年に派遣生を経験
ホストファミリーになったことと、アメリカでホームステイをした体験は私の人生を大きく変えました。初めて国境を越えて「世界」を感じ、ホストファミリーと互いの文化を共有する中で、あらためて日本や鈴鹿の良さを再認識することができました。
▽園田(そのだ)さん
2011(平成23)年に派遣生を経験
交流事業を通じ、自分から積極的にチャレンジする姿勢の重要性を学びました。自ら行動することで周囲も快く応えてくれ、自分の世界がさらに広がるという経験を何度もしました。この経験は現在医師として患者さんと向き合う際にも大いに役立っています。
明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。
近年、出入国管理及び難民認定法(入管法)の改正などにより、全国的に外国人が増加し、本市でも同様の傾向にあります。そのため、地域や学校、職場などで外国人市民と社会活動を共にする機会も多くなっており、本市に暮らす日本人市民と外国人市民が、手を携え、同じ鈴鹿市民としていきいきと暮らすために、まずはお互いを知るところからはじめることが大切であると考えています。
そのためにも言葉の壁を解消するやさしい日本語を活用しながら、文化や慣習を伝え、互いに支え合う、多文化共生社会をオール鈴鹿市民で実現していきましょう。鈴鹿市長 末松則子
今回の特集に関するご意見・ご感想は市民対話課へ
【電話】382-9058【FAX】382-7660【E-mail】shimintaiwa@city.suzuka.lg.jp
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