■世界を目指せ!
10月、フランスのパリを中心に、伊勢鳥羽志摩の観光PRを伊勢市長・志摩市長とともにしてきました。日程は6日間ですが、時差の関係などもあり現地での活動は正味3日間だったため、スケジュールは隙間なくビッシリ。
メインの任務はレセプションで、初日は在仏日本大使館の大使公邸でのレセプション、2日目は写真家・森田恭通氏の神宮を撮った写真展でのPRでした。昼間は政府系機関の日本政府観光局、日本貿易振興機構、自治体国際化協会や、なじみの深い民間企業のJAL、ミキモトの各パリ支店などを訪問し、観光協会の別動チームも旅行会社20数社へセールスをかけました。
地域がひとつになり、3市長がまとまって訪問することは、私たちの想像以上に相手方にインパクトがあったようで、こちらの本気度が伝わったように思います。何としてもインバウンド観光の世界でよく言われる東京―富士山―京都のゴールデンルートの一角に食い込まなければなりません。
鳥羽市は、市制始まって以来の規模での海外セールスを、観光事業者などと共に4年前に実現しました。内容は、フランスをターゲットとした海女文化の紹介と観光PRでした。そして今年3月、伊勢志摩地域が観光庁の「地方における高付加価値のインバウンド観光地づくり」のモデル地域として、全国11ヶ所のうちの1つに選定されました。この地域は伊勢志摩観光コンベンション機構という少し大きなくくりでいつも地域一体となって活動し、認知されていますが、いわんや海外においてをや―ということで伊勢市、志摩市と一緒にフランスへ行くことになったわけです。
では、なぜフランスかというと、伊勢鳥羽志摩を訪れる外国人のうち、上位は中国、台湾、香港などの東南アジアの地域なのですが、欧米系ではフランスがかなり上位にきます。特にフランス人は歴史文化や伝統、アートに関心が高く、そういったコンテンツの有無で旅行先を決めるそうです。だからこそ今回は神宮、海女、真珠、食などを紹介してきたわけです。また、疑問点は何度でも問いかけてくるフランス人の気質は、リピーターとなる可能性も高そうです。何よりバカンスの取り方が大胆で、誤解されると困りますが、まさに「遊ぶために働く」といった働き方だということを肌身で感じました。
そのフランス人が認め、「いいね◎」と評価すると、他の国々がそれに倣うと言われています。鳥羽の魅力を世界へ!世界に向けて鳥羽をアピールしていきます!
※「いいね◎」の「◎」はマークのため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
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