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自治体の皆さまへ

人権文化の花を咲かせよう Vol.219

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三重県鳥羽市

「多様性と社会的包摂」
~誰一人取り残さない社会の実現~

「多様性(ダイバーシティ)」とともに「社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)」という言葉を見たり聞いたりします。
「多様性」という言葉は、私たち一人ひとりが体の特徴や年齢、国籍、文化的背景、性的指向、性自認など、人権にかかわるさまざまな立場を持つ多様な存在であることを意味します。
「社会的包摂」という言葉は、2000年、当時の厚生省の報告書の中で、「すべての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合う」ことと説明されています。この考えは、持続可能な開発目標(SDGs)の基本理念である『誰一人取り残さない』という考え方そのものです。
この二つの言葉は、共に使われることが多くあります。歴史的には、「多様性」が先に認知され広まりましたが、それだけでは不十分で解決されない課題が明らかになり、「社会的包摂」という考え方が取り入れられてきました。多様性を認めるだけでなく、その違いを尊重し、それぞれの個性を活かして輝き合える社会にしていくということです。そして、すべての人々が生まれながらに持つ権利を十分に主張できる社会を作っていくことが「社会的包摂」の考え方です。
2022年度の人権啓発ポスターでは、次のように呼びかけています。
『見ため、年齢、性別、生まれたところ、そんなことで決められたくない

わたしは ありのまま ここで生きたい

みんなで声を上げよう
誰一人取り残されない水平な社会の実現に向けて』
(三重県・三重県教育委員会・三重県人権啓発ネットワーク協議会)

問合せ:教育委員会生涯学習課
【電話】25-1268

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