無料職業紹介所 ～地域のしごと魅力発信～

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市では、事業所の人手不足の解消や市民のかたの多様な働き方を支援するため、さまざまな就労支援事業を行っています。今回は、鳥羽市無料職業紹介所の就労相談員に就労相談の内容や日頃感じていることなどについてお話をお聞きしましたのでご紹介します。

■就労相談員にインタビュー
就労相談員として5年目を迎える小辻相談員にインタビューしました。相談を考えられているかたや求人を提出しようと考えている事業所のかたは参考にしてください。

◇相談には何が必要ですか?
特に必要な物はありません。

◇相談時間はどのくらいですか?
1人あたり約1時間です。

◇友達と相談にいってもよいですか?
はい。複数名で来室していただけますが、ひとりずつ対応させていただきます。予約の際に事前に人数などをお伝えください。

◇どの年代の相談が多いですか?
以前は50代のかたが多かったですが、最近は60代70代のかたが多いように感じます。

◇無料職業紹介所を通して就職したかたはどれくらいいますか?
令和4年度は29人のかたが就職されました。

◇どのような業種を希望されるかたが多いですか?
令和4年度の希望業種は、清掃や洗い場が多いです。最近は希望業種が特に決まっていないというかたも多いです。

◇どのような勤務形態の希望が多いですか?
昼間3時間から4時間の短時間勤務を希望されるかたが多いです。市でも短時間勤務の求人の作成を企業のみなさんにお願いしていますが、まだまだ少ない状況です。

◇求人者と求職者のあっせんとは具体的に何をしているのですか?
相談時に求職票を記入してもらい、希望に添った事業所を紹介しています。ときには希望が叶うよう事業所と交渉もします。また、希望の職業がないというかたには、過去の経歴から経験を活かせるような仕事を提案しています。

◇無料職業紹介所の強みはありますか?
ひとりひとりに時間をかけて相談をうけるので、相談者の得意なことや苦手なことなどを考慮したうえで紹介することができます。また、希望されるかたには職場見学の予約も事業所に依頼しています。職場見学は働く前に職場の雰囲気や建物内の様子を知ることができ、働くイメージにつながると思います。

◇相談員をしていてやりがいと感じることはなんですか?
やはり、「就職先が決まった」という連絡をいただいたときです。求職者と事業所をつなぐ役割を果たせたときはほっとします。

◇課題と感じていることはありますか?
無料職業紹介所には、働いている職場に対し、「もう少し長く働きたい」や「もう少し丁寧に仕事を教わりたい」という気持ちを伝えることができずに辞めるという選択をして、次の仕事を探しにみえるかたがいます。新しい職場というのは、慣れるまで大変です。事業所のかたには、働いているかたと話す時間を積極的にもっていただきたいと思います。せっかく慣れた職場なのにお互いのすれ違いで辞めてしまうのはもったいないです。相談者のかたが「やめない選択をする」ことが出来るように、私たちに出来ることがないか考えています。
また、相談者に多い60代70代の求人が増えてほしいと思います。相談をうける中で、体力的な心配や覚えることの難しさを口にされるかたがいます。そのようなかたでも働ける仕事が増えれば、スムーズな紹介につなげていけるのではないかと感じています。

※「小辻相談員」の「辻」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。

■～新就労相談員紹介～
4月より就労相談員になりました大久保相談員です

このたび、鳥羽市就労相談員に就任いたしました大久保有規です。
微力ではございますが、就労相談員の業務を通じて、市民のみなさんのお役に立てるよう努力していきますので、よろしくお願いします。

問合せ：
観光商工課商工労政係【電話】25-1156
無料職業紹介所【電話】25-1241