■鳥羽市長
中村 欣一郎
新年あけましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、夢と希望に満ちあふれた新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は、日頃より市政の推進に深いご理解と温かいご支援をいただき心から感謝申し上げます。
昨年を振り返りますと新型コロナウイルス感染症が5月に5類へ分類されたことから、明るさが見えてまいりました。まだまだ油断するわけにはいきませんが、人の移動が伴う観光を主産業とする本市としては明るい兆しとなりました。4年ぶりにフランスへ観光PRを再開できたのも大きな出来事でした。今回は、伊勢市・志摩市と一緒になっての訪仏でしたが市域の枠を超え、伊勢志摩一体となって行動することに大きな意義を感じた一年でもありました。観光に限らず、災害対応、海の環境、医療、教育等と地域の一体感を念頭に置くことが多くなりそうです。
さて、私が市長に就任してから7年となりました。国全体が少子高齢化の対応に追われる中、本市では「地域共生社会の実現」を目指し、「稼ぐ」「つながる」「最適化」の3つのキーワードを軸に進めています。一方で、鳥羽市の秘められたポテンシャルを活かすため、鳥羽駅周辺エリアの再生についても踏み出し、地域経済の活性化を目的とした新たな鳥羽市へ向けて、「まちづくり再生元年」とする決意でございます。皆様には出来る限り早いうちに新しいビジョンをお示ししたいと思っています。
これらの取り組みは、人口減少や少子高齢化が進む時代において持続可能なまちづくりに大きく寄与する究極の地方創生であると確信しております。新たな価値を創造するとともに、その価値が市民の皆様の誇りとなり、そして魅力あふれる鳥羽市となるよう、皆様と一緒に作り上げてまいります。皆様にとって本年が健やかで希望に満ちあふれる年となりますことをお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
■鳥羽市議会議長
河村 孝
新年、明けましておめでとうございます。
年頭にあたり、鳥羽市議会を代表して謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
市民の皆様におかれましては、健やかに新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。また、平素は本市議会の活動に対し、ご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、本市議会におきましては、昨年の4月23日の統一地方選挙により新体制となりました。議員定数が14名から13名へと1名減となりましたが、議員一人一人がマンパワーを遺憾なく発揮し、議会一丸となり市民の皆様の負託に応えるべく取り組んでまいりたいと思っております。
昨年を振り返りますと、世界中で猛威を振るった新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられたことが大きな変化として挙げられるのではないでしょうか。ようやく待ち望んでいた日常生活に戻れると思いきや、急激な円相場の変動や、ロシアによるウクライナ侵攻の影響により物価高に直面し、今なお続く家計への圧迫など、閉塞感からの脱却とはならず、大手を振って喜べる1年ではなかったように思います。
このような状況の中、本市議会に求められる役割はやはり市民の皆様の声を拾い、それを市政に届けることであると考えられます。
本市議会では、市民との対話の場づくりとして、「TOBAミライトーク」を実施しています。いただきました課題につきまして、議員が作成しました実施報告書を全議員及び全職員で情報共有するとともに、議員各自が一般質問や委員会等議会審議にも活かしております。
また、さらなる市民参画の充実を図ることを目指した取り組みの検討も始まりました。広聴機能を強化することで、より一層市民の皆様に寄り添った議会となれるよう日々精進してまいる所存です。今後の鳥羽市議会の活動や議員各自の活動にもご注目いただけますと幸いです。
最後に、市民の皆様のご多幸をお祈りし、本市の発展のために、本年も相変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
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