■きらりと笑顔が輝くまち
“とばぐらし”の魅力を再発見
市では、切れ目ないきめ細やかな移住支援として移住相談のワンストップ窓口を設置し、都市部からの移住相談者の積極的な受け入れに取り組んでいます。
鳥羽へ移住してイキイキと生活している移住者のかたにスポットを当て、普段当たり前に感じている暮らしの中にある魅力を再発見したいと思います。
今回は、令和4年4月にタイ・バンコクから鳥羽市へ移住し、移住コーディネーターとして活動するプルックサラナン真千代さんに鳥羽市での生活についてお話をしていただきました。
◇鳥羽に移住するまでの生活は
出身は三重県ですが、イギリス、アメリカ、中国、バンコクと30年以上を海外で暮らしていました。
最終地バンコクでは太極拳教室を16年間運営し指導していました。
◇鳥羽への移住のきっかけは
大都会バンコクの生活に虚しさを感じ、移住を考えました。最初は娘がいるということもあり、若い頃から好きだったスコットランドのエディンバラへの移住を考えたのですが、コロナ禍で娘もバンコクに戻ってきたので、日本の候補地を探していた時に、鳥羽の美しい景色をみて「帰国するならここだ!」と思いました。
◇移住することへの不安はありませんでしたか
移住準備のためにインスタグラムで「とばりあんらいふ」というアカウントを作ったら鳥羽のかたたちから温かいコメントをいただきました。美しい海を毎日見て暮らせるワクワク感や鳥羽のかたがたに早くお会いしたい気持ちの方が強くなり、不安はなかったですね。
◇実際の鳥羽での生活や人付き合いは
鳥羽での生活は一言でいえば「夢の世界」です。美しい海、空気、美味しい海産物、オープンで温かい地元のかたたち。今年で3年目に入るのですが、ますます鳥羽が好きになっています。海女文化が底にあるからか、女性がいきいきしているのもいいですね。職場や居酒屋、イベントなどでお友だちがすぐできるのも嬉しいです。移住者同士集まってホームパーティをすることもあり、おかげさまで楽しい日々です。
◇プライベートの過ごし方は
旅とお酒が好きなので、伊勢志摩地域のワンデイトリップを楽しんでいます。バンコクや東京の友人達が毎月遊びに来てくれるのでその接待も忙しいです。
あと、バンコクで開いていた太極拳教室ですが、鳥羽でも「太極拳練功会in鳥羽」という会を開き、週に1度市民体育館で稽古しています。鳥羽で太極拳を広め、みなさんに太極拳を通して健康になっていただくのが夢です。
◇鳥羽での暮らしの魅力は
鳥羽は素晴らしい自然をもち、海外の豪華客船も寄港する、伝統的に外からのかたたちを受け入れてきた港街だと思います。鳥羽の魅力は豊かな海に美味しい食べ物、温かいかたたちに尽きると思います。
鳥羽のかたにとっては普通だと思っていることは外から来た人にとってはすごく新鮮で、感動することばかりです。
◇現在のお仕事は
鳥羽市の移住コーディネーターをしています。移住・定住係と協同で東京、大阪での移住フェアやセミナーに出展し、鳥羽市の魅力をPRしています。
また、移住に関するさまざまな質問に移住相談ラインで対応したり、市内の生活で必要となる場所を案内するオーダー式移住相談ツアーや空き家バンクの内覧も行っています。最近は「伊勢志摩定住自立圏」として伊勢志摩の移住担当者と連携してこの地域の移住を促進しています。
とばぐらし3年目。まだまだ知らないことが多いですが、鳥羽は伸びしろいっぱいの明るいまちだと思います。どんどんこのまちを紹介していきたいです。
■とばりあんらいふ倶楽部について
自然に友人ができるかたもいると思いますが、移住者の中には孤独を感じているかたも多いと思います。今年、「とばりあんらいふ倶楽部」という移住者の交流会をスタートしました。海外からの移住者も参加しており、鳥羽らしいユニークでカラフルな会です。
単なる交流の場としてだけでなく、みんなで力を合わせて鳥羽のために役立つ活動をしていけたらと思っています。
参加いただける移住者のかたを募集していますので、お気軽に移住・定住係へ問い合わせてください。
問合せ:企画財政課移住・定住係
【電話】25-1227
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