文字サイズ
自治体の皆さまへ

中村欣一郎市長の山椒(さんしょう)は小粒(こつぶ)でも… Vol.83

25/39

三重県鳥羽市

■こんなとこ、来なけりゃよかった!?
11月5日、東京でシェア・サミット(シェアリングエコノミー協会主催)が開催され、18あるセッションのうちのひとつ「DXによる地域行政と地域社会の変革を考える」にパネリストとして登壇しました。
会場には立ち見を含めて約100人、オンラインでは約2000人のかたが視聴していたそうです。壇上にあがってまず思ったのは、「しまった(汗)安請け合いするんじゃなかった」との後悔です。私の隣には、立て板に水のごとくDXを語る東京都副知事にフィンランド大使館員…
しかし、私も負けじと地方行政がどのようにDXを推進し、効率的で住民に優しい行政サービスを提供できるかという点に関し、鳥羽オンライン診療の実践例や鳥羽商船と試行した「デジタルトバマップ」の事例を紹介しました。
他にも、人口減少をへこんだソフトテニスボールに例えてお話ししました。ボールを掌の中で温めて、ポコッとふくらませた経験はありませんか。新しく空気を注入することは難しくても、ボールの中の空気を温める、つまり住民の活動を活発にすることで地域を活性化させる、そのための仕掛けにDXを活用するというものです。
最も住民に近いところでサービスをしているのが私だったので、都会の人は興味津々。登壇する時、私の紹介が抜かされたので、「いつも飛ばされる鳥羽市です」と自己紹介したのも非常に受けて、つかみもバッチリでした。
また、11月は全国大会などの季節ですので、あわせて各省庁、地元の国会議員のもとへ、決議文を持参し予算要望に向かいました。
今、一番の要望は、伊勢志摩連絡道路の最後の仕上げの部分、白木インターの円滑な通行確保及び未整備区間の新規事業採択です。平成25年に松下⇔白木間が開通し、志摩市側も来年3月には恵利原⇔五知間が開通予定です。このままでは、白木の接続部がボトルネックとなり、さらなる渋滞が予測されるため、早期の事業化を要望するものです。この道路の果たす役割は、防災、観光を始め、あらゆる面で志摩半島の人流を促すこととなります。この日も3市1町の首長で訴えてきました。
もう一つは、今年本体着工した鳥羽河内ダムの着実な予算確保です。近年の雨の降り方を考えると、予定通りというより、一年でも早くという思いでいっぱいです。このダムが守るのは河内町だけのことではありません。鳥羽港までの流域全体の流量減に寄与するものです。令和10年の完成を見込んでしっかりと要望を訴えました。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU