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自治体の皆さまへ

大規模地震に備えていますか?

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三重県鳥羽市

「もしも今、大地震が起きたら」と想像してみてください。「自分だけは大丈夫…」「まあ、なんとかなる…」「きっと誰かが助けてくれる…」本当にそうでしょうか。
災害時に、自分の命は自分で守ることができなければ、大切な家族を守ることもできなくなります。30年以内に70~80パーセントの確率で発生すると予測されている南海トラフ地震について、みなさんは備えていますか?

■『総合対策』災害時の必需品を備えよう
大規模災害が発生するとライフラインや流通機能がストップする恐れがあります。いざというときに慌てないように、災害時に必要なものを日ごろから備えておきましょう。

◆災害時に必要になるものの考え
・必要なものは災害発生からの時間経過に応じて変化します。避難するときやライフラインが止まったときなど、状況に応じて考えましょう。

▽非常持出品
こんなものを…避難の際に緊急的に持ち出すもの。持病の薬やアレルギー対応食など、命にかかわる必需品を優先する。
こんな場所に…リュックサックなどに入れて、玄関や寝室など持ち出しやすい場所に保管する。

▽備蓄品
こんなものを…外部からの支援が届くまでの数日分の食料など。
こんな場所に…持ち運びしやすい収納ケースなどに入れて、台所や押し入れなどに分散保管する。

◆災害時の必需品を備えるポイント
・乳幼児や高齢者がいるなど、家族構成や生活に応じた備えが必要です。
例:
乳幼児…粉ミルク、ほ乳瓶など
高齢者…介護用品、持病薬など
・食料や飲料水は最低3日、できれば1週間分以上備えましょう。
・成人1人1日あたり水は3リットル、食料は2,000kcalが目安です。
・食料は賞味期限、ラジオや懐中電灯などは電池切れに注意しましょう。
・乾電池、カセットガスボンベなどのエネルギー源は普段から余分に用意しましょう。

■『地震対策』家の安全対策を進めよう
地震による家屋の倒壊から身を守るためにも、住宅の耐震性を知り、耐震化に取り組みましょう。また、家具の転倒・落下は、けがや避難の遅れにつながります。大型の家具を固定したり、家具の配置を工夫したりして屋内を安全にしましょう。

◆住まいの耐震化
木造住宅の耐震化における補助制度について、広報とば令和5年5月号に掲載しています。くわしくは、本紙QRコードからアクセスして確認してください。

令和5年度の市補助については受付を終了していますが、令和6年度以降も継続して実施する予定です。

◆家具の安全な置き方
▽基本は「集中収納」
押し入れやクローゼットなどに集中的に収納し、家具の数を減らす。

▽安全なスペースを確保
寝室やリビングなど家族が長時間過ごす場所には背の高い家具は置かない。

▽収納方法を工夫する
高い場所に物を置かない。軽いものを上に、重いものを下において重心を下げる。

▽ガラスにフィルムを貼る
室内のガラスに飛散防止フィルムを貼る。食器棚や額縁のガラスにも忘れずに貼る。

▽家具の配置場所を見直す
倒れても出入り口をふさがないように位置と向きを工夫する。

■『地震・津波対策』地震・津波から身を守ろう
大きな地震が発生したとき、慌てず冷静に対応することが命を守ることにつながります。まずは頭を守ることを最優先に行動しましょう。そして、津波から命を守るには、津波が届かない高台へ避難する必要があります。自分の命は自分で守るということを強く意識してください。

◆地震対応チャート

▽地震から安全に避難するポイント
・避難する前に、もう一度火元を確かめ、ガスの元栓、電気のブレーカーを切る
・特別な理由がある場合を除いて、避難は原則徒歩で
・高齢者や子どもの手をしっかりと握って誘導する
・できるだけ近所の人たちに声をかけながら避難する
・避難場所へ移動するときは、狭い道、塀のそば、川べりなどの危険な所を避ける
・避難はできるだけ指定避難場所やまちで決めた避難場所へ
・家に避難先や安否情報を書いたメモを残しておく

◆津波対応チャート

▽津波から安全に避難するポイント
◎「遠く」よりも「高く」へ
すでに浸水がはじまり、指定避難場所に避難する時間的余裕がないときは、近くのより高い場所に逃げることを考えましょう。

◎引き潮が来なくても津波は来る
「津波の前には潮が引く」とよく言われますが、東日本大震災で引き潮がなかったように見えた岩手県大槌町では、潮が引いてから逃げようとした住民を津波が急襲したと報告されています。

◎車は使わず徒歩で避難が原則
避難は徒歩が原則です。東日本大震災では、車で避難したことで助かったかたもいますが、渋滞に巻き込まれて車ごと津波にのみ込まれて命を落としてしまった事例もありました。

問合せ:総務課防災危機管理室
【電話】25-1118

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