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108SMILE 市民活動団体紹介 つながり.25

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三重県鳥羽市

■「かどや保存会」
鳥羽大庄屋かどや(旧・廣野藤右衛門邸)は、国の登録有形文化財に指定されている貴重な建物です。廣野家は、江戸時代後期から大正時代にかけて鳥羽を代表する旧家であり、建物内部には明治30年代に松阪市で製造された長尾オルガンをはじめ、貴重な民俗資料が数多く展示されています。それらの保存・活用を目指して発足したのが「かどや保存会」です。平成25年(2013年)5月から一般公開され、令和6年(2024年)1月には入館者が6万人に達しました。入館者は観光客だけでなく、地元のかたのニーズにこたえるために実施しているさまざまな教室の参加者も含まれています。茶道・川柳・手芸・小唄・オカリナなど15の教室があり、文化・情報の交流拠点の役割を果たしています。
1階の広間では、各種の講演会や地元のアマチュア演奏家によるジャズ・フォーク・箏(こと)・二胡(にこ)などさまざまな分野のコンサートを行っています。2階は展示スペースになっており、手芸や写真、絵画などの作品展を月替わりで開催しています。地元をはじめ、市外・県外のかたがたが出品されておりますが、それらの作品の披露の場として提供することで、かどやの存在を知ってもらう機会にもつながっています。
今後の課題は、後継者の確保とその育成です。「若い世代にかかわってもらうことが、鳥羽を見直し、隠れた魅力を引き出すチャンスにもなるでしょう」。鳥羽の伝統や文化を未来につなぐ情報交流の場として、かどやは今も進化し続けています。

108SMILEホームページ【URL】https://108smile.jimdofree.com/

問合せ:市民課人権・市民交流係
【電話】25-1126

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