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人権文化の花を咲かせよう Vol.229

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三重県鳥羽市

■世界中の「こどもの日」

5月5日は「こどもの日」です。国民の祝日に関する法律で「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨として、昭和23年に制定されました。日本以外で「こどもの日」は制定されているのでしょうか。
1920年、トルコで4月23日が「国家主権と子どもの日」と定められました。これは、第1回トルコ大国民議会が開催された日を記念しており、トルコ共和国建国の父ケマル・アタテュルクが、子どもたちを祝う日にしようと定めました。トルコではこの日、町で子どもを対象としたイベントなどが開かれ、子どもたちはトルコ国旗にちなんだ赤色や白色の服を着てお祝いをします。
1925年には、ジュネーブで行われた子どもの福祉世界会議で、6月1日を「国際子どもの日」と制定しています。そのため、この日に合わせて6月1日を子どもの日として祝う国が多くあります。
また、1954年、国連によって、11月20日が「世界子どもの日」に制定されました。世界の子どもたちの相互理解と福祉の向上を目的としており、世界中で子どもが主体となって参加する催しが行われています。このため11月20日を子どもの日とする国もあります。
1959年11月20日には国連総会で「子どもの権利宣言」が採択されました。また、1989年11月20日には、すべての子どもに人権を保障する初めての国際条約「子どもの権利条約」が、国連総会で採択されました。子どもの権利条約の基本的な考え方として「差別の禁止」「子どもの最善の利益」「生命、生存及び発達に対する権利」「子どもの意見の尊重」の4つがあげられています。
国により日付・経緯・祝い方はさまざまですが、「こどもの日」は「ひとりの人間として人権を持っている」子どもを尊重し、幸福を願って定められているのです。

問合せ:市民課人権・市民交流係
【電話】25-1126

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