とばびと活躍プロジェクト トバゴト Vol.29

24／36

■キーワード
#坂手町集落支援員
#あやめカフェ

令和5年10月より、坂手町では、集落支援員活動がはじまりました。一般的に集落支援員とは、地方自治体からの委嘱を受け、市町村職員と連携し、集落の巡回・状況把握などの役割を担うとされています。ただし、各集落にはそれぞれの文化、課題、特徴があるため、その集落のことを深く理解し、その集落に必要となるコトに取り組んでいく必要があります。令和6年5月時点の坂手町は、人口257人の小さな離島のまちであり、高齢化率が73.3%と鳥羽市のなかで最も高齢化率が高いまちでもあります。
このような背景のなか、現在坂手町では4人の集落支援員がチームとなり、坂手町内会をサポートする「まちサポーター!」として、1人ずつひと月に32時間以内での活動をしています。これまでの活動としては、高齢者への声かけ・見守り・訪問活動、防災に関するアンケート調査、個別避難計画作成のサポート、災害時に活用できる井戸情報の整理などを行ってきました。また最近では、住民の交流拠点づくりとして、コーヒーやお手製のお菓子を振る舞う「あやめカフェ」を開催しています。まちのイベント事が減少してきた島内において、ちょっとした気分転換になるこの日はとてもにぎやかな場がそこに出来上がります。
外面上の数値やデータをみれば、いわゆる限界集落と呼ばれるのかもしれません。しかし、そのようなまちのなかにも魅力的なひとたちが沢山いて、きっかけによっては、とても魅力的なまちづくりが進んでいくようです。

問合せ：健康福祉課長寿介護係(生活支援コーディネーター　杉浦徹)
【電話】25-1186