■9月9日を含む1週間(令和6年は9月8日~14日)は「救急医療週間」です。
救急業務や救急医療に対する国民の正しい理解と認識を深め、救急医療関係者の意識高揚を図ることを目的に1982年に定められました。
■救急車の正しい利用に協力をお願いします
鳥羽市消防本部の救急出動件数は毎年増加傾向にあり、令和5年の出動件数は1604件でした。これは1日に平均4件以上出動している計算になります。
消防署には非常用を含めて3台の救急車がありますが、1件の救急出動に約2時間かかり、すべての救急車が出動中のため救急車を待ってもらうといった事態も発生しています。
■本当に救急車が必要ですか?
令和5年に救急搬送されたかたの約5割は入院の必要のない「軽症」であり、例年、救急搬送の半数以上を占めています。
安易な救急車の利用が増えると、本当に救急車を必要としているかたへの適切な救命処置が遅れてしまい、救える命が救えなくなる場合があります。
◇軽症で救急搬送した中には、このようなケースで救急車を要請された例もありました。
・かすり傷
・風邪を引いた
・ムカデに咬まれた
・包丁で指を切った
・歯が痛い
・釣針が刺さる
・喉に魚の骨が刺さる など
■こんなときは迷わず救急車を!
・意識、呼吸がない
・突然の激しい頭痛
・片方の手足に力が入らない
・ろれつが回っていない
・突然の胸の痛み
・広範囲のやけど、大量の出血
・そのほか、いつもと違う場合や様子がおかしい場合など
■救急車を呼ぶほどではないが、病院にかかりたいときは…
・三重県救急医療情報センター【電話】059-229-1199
症状に応じた病院を照会してくれます。
・みえ子ども医療ダイヤル【電話】#8000
急な子どもの病気に医療関係の専門相談員が相談を実施しています。
#8000が使えない場合は【電話】059-232-9955へおかけください。
・全国版救急受診アプリ「Q助(きゅーすけ)」
このアプリを使用して現在の状態に応じた対応を調べることができます。
問合せ:消防本部
【電話】25-2821
<この記事についてアンケートにご協力ください。>