■「たき火からの火災に注意!」
火災の出火原因といえば?そう聞かれるとタバコやガスコンロを思い浮かべると思います。実際に令和5年の全国の火災原因で、最も多かったのは「タバコ」でした。しかし、令和6年(1月~6月末)全国の火災原因で最も多いのは「タバコ」でも「ガスコンロ」でもなく、枯れ草などを寄せ集めて焼く「たき火」でした。
よく、田んぼでこのような光景を見かけると思いますが、鳥羽市内でもこのようなたき火による火災が毎年発生し、全国ではたき火から大規模な山火事になる事例も発生しています。また、近年のキャンプ人気で、たき火をする機会も増えてきています。
鳥羽市内で発生したたき火による火災で、火元者に状況を聞くと「火は消えたと思った」、「こんなにも燃えるとは思っていなかった」と言った声が多く、水バケツなどの消火の準備もありませんでした。たき火など、外で火を取りあつかう場合には次のことに注意しましょう。
(1)空気が乾燥している日や風の強い日は行わない
(2)水道ホースや水バケツなどの消火用具を必ず準備する
(3)火のそばから絶対離れない
(4)最後に火が消えたことを確実に確認する
また、たき火などを実施する場合は、火災予防条例による事前の届け出が必要です。実施する場合は必ず、事前に消防本部への届け出をお願いします。
問合せ:消防本部予防室
【電話】25-9688
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